季節の変わり目はお腹の調子が悪くなりやすいと知っていますか?
お腹の調子が悪くなりやすい人は多くいますが、実はお腹の調子は生活習慣や季節の変化によって変わります。
今回のブログを見ていただければ、季節の変わり目にお腹の調子が悪くなり機能性ディスペプシアになる原因と対処法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
季節の変わり目
季節の変わり目は土用(どよう)と呼ばれ、土用とは立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ直前の約18日間を指します。
四季ごとにあり春土用や夏土用といった感じにも呼ばれ、土用の時期は体調を崩しやすいと言われています。
季節が変わる時には気温差や気圧差が大きくなることで身体に疲労が溜まり、疲労が溜まる事で消化器系の臓器が機能低下します。
体調不良の症状としてはくしゃみや鼻水などの風邪のような症状に加えて、頭痛や首こりや肩こりに倦怠感といった症状も現れます。
また、日照時間や活動時間が変化する事で精神面にも影響を与えるので、イライラしたり不安になったり季節性の鬱になるリスクも高まります。
中でも自律神経の乱れは胃腸に大きな影響を与えて消化不良を起こし、胃もたれや腹痛などの機能性ディスペプシアの原因となります。
東洋医学の脾とは
東洋医学では消化器系をまとめて脾の臓器と呼んでおり、胃とは別に十二指腸や膵臓を指しています。
土用の時期に弱るのは脾の臓器であり、膵臓や十二指腸での機能低下が機能性ディスペプシアの原因と考えています。
そのため東洋医学では土用の時期は脾を労わる時期として、冷たい物の飲食や大食いなどを避ける事を勧めています。
また、脾は水分代謝なども調節しているので、水分の排泄を促すためにも水分補給をしっかりとして水溶性の老廃物の排泄を促す事も勧めています。
東洋医学では色々な臓器はお互いに助け合っていると考えており、その中でも脾は周りとのバランスをとる臓器だと考えています。
そのため脾が弱ると他の臓器の機能も低下しやすいので、季節の変わり目には熱中症や脱水症、アレルギーなどの症状に加えて機能性ディスペプシアの症状も現れやすくなると考えています。
東洋医学の養生法
土用の時期に気をつけたい生活習慣は第一に食事があり、冷たい物や甘い物に脂っこいものの食べ過ぎは控えましょう。
これらの食べ物は身体を浮腫ませる原因となり、身体が浮腫んで水溶性の老廃物が溜まると脾の臓器は機能低下するからです。
湿度が高い時期も脾の臓器は弱りやすくなるので、身体がだるくてもウォーキングをしたりストレッチをする事は大切です。
そして屋外に出て外気に触れることも重要で、晴れている日は積極的に外出して暑さや寒さを感じるようにしましょう。
土用は自律神経が乱れやすいですが、昼間に運動をして夜にぐっすりと眠ることが出来れば自律神経も整いやすくなります。
そのため外出して運動する癖をつけて、寝る直前の飲食を控えめにすれば季節の変わり目も機能性ディスペプシアで悩みにくくなります。
まとめ
季節の変わり目は気温差や気圧差で消化器系の機能が低下しやすいのが特徴です。
東洋医学では膵臓や十二指腸が土用の時期に機能低下するとしています。
機能性ディスペプシアを予防するには食事に気をつけて、昼間に運動をして夜にぐっすりと眠る事です。
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