過剰に食べてしまう原因を知っていますか?
「さっき食べたのにお腹が空いた」
「食べだしたら止まらない」
「食べ過ぎて後悔する、、」
こんな悩みを抱えやすい人は胃熱が原因かもしれません。
今回のブログを見れば胃熱が起こる原因と胃熱を起こしやすい体質に対処法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします
胃熱とは
東洋医学における胃熱とは胃に熱がこもって胃の機能が亢進し、オーバーヒートを起こしている状態を指します。
胃は辛い物やアルコール類などを摂り過ぎると熱がこもって食欲が増しますが、オーバーヒートを起こしているので吐気やゲップが増えてきます。
また、口の渇きや歯肉炎が起こりやすく、人によっては口臭が目立ちやすくなったり胸やけや胃痛も起こすのです。
この胃熱の状態は食欲はあっても胃の機能が低下しているので、胃腸にはかなりの負荷をかけている状態です。
消化のためには適度な熱が必要ですが、熱が盛ん過ぎると胃酸過多のような状態になり口内炎なども出来やすくなります。
また、胃熱は食事だけが原因でなくストレスが原因で起こる事もあり、ストレスで食べ過ぎてしまうという人は胃熱の状態と言えるのです。
代謝が高い火タイプがなりやすい
基本的にストレスが多くて神経性胃炎を患えば食欲が無くなりますが、基礎代謝が高くて普段からカロリーを必要としている人は無理に食べる傾向にあります。
東洋医学の火タイプとは体液より熱量が多くて最もカロリーを必要とするタイプで、体力があって心身ともにゆとりがある分だけ周りに合わせてストレスを溜めやすくなります。
それでも普段は持ち前の体力で食べれば回復するのですが、心身ともに疲労が溜まっていると胃熱を起こして過剰な食欲が湧きます。
普通ならエネルギーが不足する事でお腹が空きますが、胃熱の人は空腹ではなく熱を冷ますために飲食を求めています。
食べることで副交感神経を刺激して熱を発散させようとしているので、火タイプの人は食べるとすぐに汗をかくのが特徴です。
傍から見れば健康そうに見えますが、過剰な飲食というのは休めという身体の警報である場合があるのです。
胃熱を解消する生活習慣
東洋医学の基本となる五行色体表から見れば、胃熱を冷ますのは苦味とされています。
苦味のものは身体に水分を補給して胃腸の熱をとるので、食欲旺盛で口がよく渇いたり便秘をしたりする人には苦味のものがお勧めです。
苦味にはコーヒーや緑茶、ゴーヤなどがあり、他にもレタスやアスパラガスが含まれます。
また、お酒が好きで胃熱になる人は酸味を摂ると食欲が抑えられ胃熱が解消されます。
酸味のものは胃を縮ませて過剰な熱を作るのを抑えて、それ以上の食物を受け入れなくな食べ過ぎを防いでくれます。
そのため、お酒が好きな人は酢の物や柑橘類、梅干しなどを食べることで胃熱を予防する事が出来ます。
まとめ
胃熱とは過剰な食欲が湧くオーバーヒートを起こしている状態です。
胃熱が起こりやすいのは体液よりも代謝が高い東洋医学の火タイプです。
胃熱を解消するのは熱を冷ます苦味となり、胃熱を予防するのは酸味となります。
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