自分の肺が弱くなっているのに気づいていますか?
「息切れしやすくなった」
「姿勢が崩れやすい」
「便秘しやすくなった」
こんな症状は肺が弱り呼吸が浅くなることで起こります。
今回のブログを読んでもらえれば肺が弱る原因と弱った時の症状に加えて対処法まで分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします
肺が弱い人の共通点
肺の機能は20代から低下を始め、喫煙などの経験が無くても60代の平均的な肺活量は20代の70%ほどです。
さらに重度の喫煙者の場合には60代の時に肺活量が30%ほどに低下する場合もあり、肺活量の低下は息切れや呼吸困難に加えて長引く咳や痰の原因となります。
肺が弱る主な原因は運動不足による呼吸筋の筋力低下であり、普段から運動不足な人は筋肉が硬くなって呼吸が浅くなっています。
浅い呼吸が続くと胃腸の機能が低下したり免疫力が低下する事で炎症が起こりやすくなり、炎症が起こる事で呼吸が浅くなる悪循環となります。
また、鼻詰まりなどにより口呼吸がメインになっていると、呼吸筋の筋力低下に加えて姿勢も悪くさせます。
猫背や前かがみなどの悪い姿勢が癖になると、呼吸が十分に行えなくなることで肺だけでなく心臓の負担も増やしてしまいます。
肺と心臓の関係
心臓と肺は協力して血液を流して全身に酸素を送り、十分な酸素を確保することで内臓や筋肉は本来の機能を発揮してキレイな姿勢を維持します。
肺の機能が低下したり肺炎が起こると心臓の機能は抑制され、心臓の機能低下は肺での血流低下を招き肺の機能低下の原因となります。
心臓から十分な血液が送れなくなることで全身にさまざまな症状を引き起こし、息切れやむくみの原因には肺水腫が潜んでいる場合もあります。
また、加齢や運動不足により肺機能が低下して肺炎を起こしやすい人は心不全を悪化させるリスクも高まります。
これは肺炎に伴う発熱や頻脈、酸素不足の状態が心臓の負担を大きくして、普段の生活でも心臓が弱りやすくなるからです。
他にも糖尿病などの生活習慣病は血流を悪くさせて心臓の負担を増やすだけでなく、肺炎のリスクも高める原因として危険視されています。
肺を元気にするには
肺が弱っているかどうかは呼吸の深さが基準となり、呼吸の深さを確認する方法として深呼吸があります。
まずは、ゆっくりと10秒かけて息を吸い20秒以上かけて息を吐いてみて、息を吐ける時間が20秒未満になる場合は呼吸が浅い状態と言えます。
呼吸を深くするには普段からウォーキングをしたり階段の昇り降りをするのがお勧めで、普段から軽く息が切れるくらいに身体を動かすのが大切です。
他にも風船トレーニングなどが効果的で、風船を3~5回ほど息を吹き込んで膨らますのを10セットほど行います。
基本的に風船が途中でしぼまないように気をつけて、鼻から吸って口から吐きながら腹式呼吸を意識します。
また、呼吸が浅い人は上半身を上に伸ばすと呼吸がしやすくなるので、上手く膨らませられない人は身体を伸ばしてみましょう。
普段から日課にする事で肺の機能を高める事が出来るのでぜひ実践してみて下さい。
まとめ
肺は年齢に伴い弱っていき運動不足が加速させます。
肺の弱りは心臓を弱らせ、さらに肺が弱る悪循環に陥ります。
大切なのは呼吸を深くするように運動をする事です。
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