キレイな姿勢を維持するのに何が必要か知っていますか?
「筋力が足りない」
「悪い癖がついている」
「意識の問題」
意外と姿勢が崩れる原因を知っている人は少ないと言えます。
今回は姿勢が崩れる原因と対処法について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいてキレイな姿勢を維持する方法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
背骨の構造
背骨は前後の方向から見るとほぼ真っ直ぐですが、横から見ると首から腰にかけて弯曲しておりS字のカーブを描いています。
首の部分である頚椎はやや前に弯曲し、胸にある胸椎は後ろで腰にある腰椎は前に弯曲する事で頭部の重さを支えています。
この弯曲が保たれることで、バネのような感じで頭を支えながら上体を前後左右に倒す事が可能となるのです。
この背骨の弯曲が崩れた状態が背骨の歪みであり、左右に曲がる側弯症や後ろに曲がる後弯症などがあります。
特に問題となるのが後弯症で、胸の後弯がさらに強くなれば猫背やストレートネックになります。
また、腰の前弯が失われ後ろに弯曲した状態だと円背と呼ばれ高齢者によく見られる状態で極めて悪い姿勢と言えます。
高齢になると
年齢が40~50代を過ぎてくると身体には加齢性の変化が起こり、特に背骨の間にある椎間板と呼ばれる軟骨が弱くなってつぶれることがあります。
椎間板が潰れることで背骨の負担が大きくなると、骨粗しょう症性の圧迫骨折も起こりやすくなり背骨の歪みの原因となります。
後弯症を含む背骨の変形は女性に多く、その理由として女性ホルモンが減少する事でカルシウムの吸収が減少し骨粗しょう症が悪化するからです。
また、運動不足から筋肉量が減少すると姿勢が崩れやすくなり、ストレートネックや猫背、円背などの悪い姿勢がどんどんと悪化します。
姿勢が悪いことで関節の可動範囲が狭まり、関節の動きが小さくなることで姿勢はさらに崩れやすくなります。
こういった姿勢の崩れを防ぐには、骨が潰れないように強さを保つことがポイントとなります。
骨を強くするには
東洋医学では骨を強くするのは腎の働きであり、腎の働きを高めるには体温を上げたり栄養を摂ることが大切です。
高齢者の骨を強化する栄養はカルシウムやビタミンD、ビタミンKなどになり、それらを多く含むのが小魚や海草類です。
また、ビタミンDは日光に当たることで活性化されるので、外出して日光に当たる習慣を身につけるのも大切です。
普段から外出してウォーキングなどをする習慣がつくと高血圧を予防し、高血圧の予防は腎の機能を高める事にもつながります。
実際に腎臓はビタミンDを活性化させる機能があり、ビタミンDが活性化される事でカルシウムの吸収は促進されます。
また、腎臓は冷えに弱い特性があるので、ウォーキングをして体温が上がれば腎臓の負担を減らす事が可能です。
東洋医学では腎は骨と深い関係がある事を知っており、腎の機能を高める事で若々しい姿勢を維持できると考えていたのです。
まとめ
背骨は本来なら左右には歪まず前後にS字カーブを描いています。
ですが、骨粗しょう症などで背骨が圧迫骨折すると歪みの原因となっていきます。
骨粗しょう症などを避けるためにも普段から海藻や小魚を食べてウォーキングをする習慣をつけましょう。
⇒キレイな姿勢を手に入れる!大阪市北区で専門的なケアが受けられます。