「なんだか調子が悪い」
「気分的に沈みやすくダルさがある」
「胃の調子が優れずに疲れやすい」
こんな悩みを抱えていませんか?
3月は原因のハッキリしない不調に襲われがちです。
こちらでは東洋医学から見た3月の不調の原因と対処法について書いています。
3月は春の始まり
春の始まりである3月にはめまいや頭痛などの不定愁訴に加えて、
- 不眠
- 花粉症
- 皮膚病
などの不調も加わります。
温かくなり出して交感神経が活発になり浅眠になり、背骨が固くなることで自律神経の乱れが大きくなるためです。
さらに花粉の影響で喉が痛んだり息苦しくなることも自律神経の乱れを悪化させ、動悸が強くなることで狭心症などの症状も増悪傾向となります。
背骨の固さと自律神経の乱れによって水分の巡りが悪くなり、身体がむくむことで花粉症やへバーデン結節も悪化します。
寒暖差と気候の変更による気圧差で自律神経が乱れると心不全も出やすくなり、心臓の負担が増える事で胸椎1-3番が固くなり首こりや肩こりも増加傾向となる悪循環です。
また、自律神経の乱れと花粉を吸いこんだ影響で過敏性腸症候群も悪化傾向です。
啓蟄(けいちつ)
20203年の啓蟄は3月6日となり、啓蟄は冬ごもりをしていた生き物が姿を現す少し暖かくなり出す時期です。
少しずつ寒さが和らぎ昼間は日差しが暖かく感じられることで春を実感しますが、まだ寒の戻りがあるので油断していると体調を崩します。
この時期に旬を迎える食材には初ガツオやアサリ、春キャベツなどがあります。
体調を整えるのに最適なのが初ガツオで、カツオのたたきにポン酢などをかけて食べれば胃の機能を高めてくれます。
また寒の戻りで冷えた身体は浮腫みやすくなりますが、初カツオは腎の機能を高めて浮腫みの解消にも役立ちます。
アサリは頭にこもった気を発散させて自律神経を整える作用があるのでおすすめです。
春キャベツは胃を元気にしてくれるので、アサリとキャベツを使った酒蒸しやパスタを選べば外食でも身体を元気にしてくれます。
春分で寒さは終わりを迎える
2023年の春分は3月22日となり、春分の日は昼間と夜の長さがほぼ同じとなります。
春分の日の前後7日間が春の彼岸で、「暑さ寒さも彼岸まで」の格言通りに本格的な寒さは終わりを迎えます。
少しずつ暖かさが増し桜が開花するのもこの頃ですが、天気が変わりやすく風雨によって桜は散りやすくなります。
天気が変わりやすいという事は気圧の変化が激しいという事で身体は緊張しやすくなります。
緊張しやすい身体を緩めるには夜の深呼吸が大切です。
- 座って両腕をバンザイする
- 息を吸う時にお腹を膨らませる
- 腕を降ろしながらお腹を凹ませて息を吐く
これを練る前に5回ほど繰り返しましょう。
肋骨を意識して伸ばすと肺の動きを高めて呼吸が深くなります。
深呼吸はリンパの流れを良くして肌に潤いを与えるとともに、自律神経を整えるのに最も効果的です。
まとめ
3月は寒暖差が激しいために自律神経の負担が大きくなります。
人によってへバーデン結節や首コリなどの症状が現れたり、運動不足な人は心不全が現れやすくなったりします。
そういった症状を予防するには普段から肋骨を伸ばして深呼吸をすることです。