腕や指が痛んだり痺れたりしていませんか?
「腕が痺れやすい」
「指先が冷えやすい」
「腕が痛くなる」
こんな症状は血虚体質の人に多く見られます。
今回のブログを見れば血虚体質の原因と解消のための食事やセルフケアが分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
血虚体質とは
血虚になりやすい人は血流が悪く、普段から冷えやすくて肌の白い人が目立ちます。
主な原因は消化吸収力の弱さからくる栄養不足で、偏食や睡眠不足も原因となりますが女性なら生理も大きく影響します。
血虚の人は筋肉量も少ないので運動が苦手な人が多く、肝が弱いためにお酒が苦手な人も多くいます。
血流の悪さは運動不足からも起こりますが、最近では野菜不足でお菓子などの食べ過ぎで栄養不足になる場合もあるのです。
強い痛みは出にくいですが、冷える事で巡りが悪くじわっとした痛みや痺れが起こりやすくなります。
また、血虚体質の人は普段からめまいを感じやすく、肌の乾燥や便秘にも悩まされ血滞が起こる事もあります。
解消のための食材
血虚を解消する基本は睡眠をしっかりととる事と、血を増やす働きのある色の濃い食材を食べる事です。
黒ゴマや黒豆などの黒色食材や、ニンジンやトマトなどのビタミン類の多い赤色食材は効果的です。
牡蠣やレバーなども血虚を解消する代表的な食材で、他にもイカやブリなどもあります。
また、ブドウは気虚と血虚を同時に解消するので、1日に1杯の赤ワインは血虚を防止するとされます。
漢方では当帰芍薬散が代表的で婦人科などでも処方されます。
基本的に胃腸が弱い人は消化にいいスープや煮物でいただき、身体を冷やさないように気をつける事も大切です。
お灸で解消
血虚の解消にお灸で温めたいのが血海(けっかい)と三陰交(さんいんこう)というツボです。
血海は膝のお皿の内側から指3本分上に行った場所で、冷え性や月経痛の解消にも使われます。
三陰交の場所は内くるぶしの上3寸(約9cm)で血流を高めるツボで、血流が悪い人は痛み婦人科疾患の解消に役立ちます。
最近では火を使わないお灸も売っていますし、温石やドライヤーを使った方法も紹介されています。
大切なのはツボの辺りを温めて、その後に筋肉に刺激を入れる事です。
血海と三陰交を温めた後は屈伸をして、ツボのある筋肉を伸ばしてやると血虚の解消に役立ちます。
まとめ
血虚は栄養不足の状態です。
食事では色の濃い野菜や栄養価の高い食事が必要です。
お灸をするなら血海と三陰交を選びましょう。
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