なんとなく不調の原因は分かっていますか?
「頭痛がする」
「めまいを感じる」
「集中できない」
こんな不調は些細なことがきっかけで起こります。
今回のブログを見れば何となく不調の原因と、血滞体質のゆるっとケアが分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
タイプ別の傾向と「なんとなく不調」の例
何となく不調の多くは体温や血圧、栄養状態などの些細なことがきっかけで起こります。
体温がいつもより高ければ頭痛やめまいなど風邪のような症状が現れますし、血圧が下がっていると身体がだるく無気力になったりします。
また、糖質や脂質、タンパク質などの栄養が不足していたり、水分不足だったりすると集中力や記憶力が低下したりします。
水分不足や体温の低下などは血流を悪くするので、身体や内臓の痛みの原因になったりもするのです。
病院で検査を受けて異常は無いと言われても、普段の体温や血圧と比べれば問題がある場合もあります。
体温は1日の内に±0.4℃くらいは変化しますし、血圧であれば健康な人でも10~30mmHGくらいは変化しますがそれより大きければ何となく不調は現れるのです。
血滞体質とは
身体に不調を起こす原因として体温や血圧がありますが、その中でも水分不足がきっかけで問題が起こりやすいのが血滞体質の人です。
血滞とは血流が悪い状態で主な原因は水分不足となり、血液の粘度が高くなることで血滞が起こりやすいのが特徴です。
血滞は刺すような強い痛みを引き起こし、特に頭部から肩回りの痛みの原因となります。
他にも肌のクスミやシミの原因となり、血滞体質の人は顔色が悪くなりやすいのも特徴です。
水分不足に加えて冷えなどもきっかけとなるので、普段から運動不足で代謝が低い人も注意が必要になります。
さらに栄養の摂り過ぎで相対的に水分不足の場合もあり、高血糖や高脂血症などの人も血滞に分類されます。
血滞解消のゆるっとケア
血滞の解消に大切なのは第一に水分補給で、普段からこまめに水分を補給する癖をつけましょう。
普段から水分不足な人は喉の渇きに鈍感になっているので、意識しないと水分を摂っていない事が多くあります。
基本的に水分は喉が渇いてから飲むのではなく、1時間にコップ1杯など定期的に飲むのがお勧めです。
ただし血滞の解消を目的とするなら、ノンカフェインで無糖の飲み物が望ましくなります。
カフェインは排泄量が増えるので体内の水分量を増やすのには向きませんし、糖質が多いと高血糖となり血滞の原因となってしまいます。
そのため水が無難となりますが、ノンカフェインのお茶など大丈夫なので体重の3%くらいを目安に飲むようにしましょう。
まとめ
何となく不調は体温や血圧の変化からも起こります。
血滞体質の不調は主に水分不足から始まります。
予防のためには普段からノンカフェインで無糖の飲み物を心がけましょう。