浅く速い呼吸をしていませんか?
「気が付いたら呼吸が浅い」
「何だか息が吸いづらい」
「呼吸を意識していない」
そんな状態だと免疫力が低下しているかもしれません。
今回のブログを見れば免疫力と呼吸の関係、免疫力を高める習慣が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
免疫力低下と呼吸の乱れの関係
東洋医学では免疫力を左右するのは肺としており、肺の機能を保つ事が免疫力を高める事につながります。
免疫にはウィルスなどの侵入を防止する喉などにある外側の免疫と、侵入したウィルスなどに対する白血球などの内側の免疫があります。
外側の免疫になるのが喉の粘膜で、感染症の予防には喉の粘膜の潤いを保つ事が大切で潤う事で活発に働きます。
喉の粘膜はウィルスなどが侵入しようとすると痰という形で外に押し出すか、食道を通して胃の中で殺菌します。
この機能を維持しているのが呼吸で、浅くて速い呼吸が続いていると喉が乾燥して免疫力が低下します。
呼吸は自律神経を整える作用もあるので、普段から呼吸が乱れている人は外側の免疫力が低下する事につながります。
肺の薬膳
呼吸が乱れる原因に喉の炎症があり、喉が水分不足な人ほど炎症は起こりやすくなります。
また、唾液には粘膜を保護する成分が含まれているので、口の中が乾燥して唾液が不足しても喉は炎症が起こりやすくなります。
全身の水分不足を解消する作用がある食材は卵や葉物野菜などがあり、豚肉やオリーブオイルなどの脂分も身体を潤します。
肺の機能が低下した状態を解消するのはサバや桃があり、肺を潤す作用が強いのは苺や山芋になります。
また、肺を潤して空咳を止める時にはイチジクや柿、ハチミツにアーモンドが効果的とされます。
冷えが原因で呼吸が乱れている人には、肺を温める作用がある紫蘇やコリアンダー、生姜やシナモンなどの薬味類がお勧めです。
呼吸法で気の巡りをスムーズに
免疫力を高めるのに大切なのが呼吸法で、深い呼吸は自律神経を整えて免疫力を高めます。
呼吸では息を吸うときには交感神経が刺激され、吐くときには副交感神経が働きます。
息を吐くのを長くしたほうが身体はリラックスが出来て免疫力が高まるので、深呼吸をする時は吐くのを長くしましょう。
また息を長めに吐くと、血中の二酸化炭素の濃度が高まり精神の安定をもたらすセロトニンの分泌が増えます。
お勧めなのは横隔膜と腹筋群を大きく動かす腹式呼吸で、息を吸う時にお腹を膨らませ息を吐く時にはお腹を凹ませます。
基本は息を5秒吸って2倍の10秒かけて吐くのを繰り返し、慣れてきたら時間を徐々に長くするのが効果的です。
まとめ
肺の機能はウィルスなどから身体を守っています。
喉の粘膜を維持するためには肺の機能を高める薬膳が必要です。
普段からの呼吸に気をつける事も肺の機能を高めます。
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