腕や指の不調の原因は体質によって違うのは知っていますか?
「動かすと肩が痛む」
「指がこわばる」
「夜に腕が疼く」
これらの症状は原因が違う事が多く体質によって起こりやすさも違います。
今回のブログを見れば原因と症状の違いと自分の体質が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
腕や指の不調の原因
腕や指の不調で現れやすいのは主に気滞や血滞、血虚や水滞の状態になります。
腕や指が痛むときは筋肉の緊張による気滞が最も多く、次いで血流が悪くなる血滞が原因となります。
腕が動かしづらかったり指がこわばる時は水滞となり、冷えて痛みやすい人は血虚となります。
痛みの多くは力が入っているために起こる症状なのに対して、指のこわばりや動かしにくさは力が入りづらい事が原因となります。
そのため気滞や血滞になりやすい人は交感神経が優位で、血虚や水滞の人は副交感神経が優位の場合が多いと言えます。
体質によってどの状態になりやすいかは差がありますが、運動不足の人は気滞や血滞になりやすいのが特徴です。
気滞になりやすい人
気滞になりやすい人は普段から緊張しやすく、肩に力が入っているので首や肩のコリに悩まされている人が目立ちます。
ストレスが多いと誰でもなりますが、運動不足で血流が悪い人ほど気滞は起こりやすい症状です。
また、気滞が長引くと血滞も起こりやすくなり、気滞は水滞と同時に起こる場合もあります。
現代人はデスクワークで同じ姿勢をしており、運動不足な人が多いので気滞になる人は増えていると言えます。
気滞が起こりやすい人は神経質な人が多く、何事もきっちりしたい性格でイライラしやすいのが特徴です。
そのため、人間関係などで悩みやすい人は気滞になりやすい体質で、動かしたときの痛みが多い傾向にあります。
タイプ別チェック
体質は身体の動きや特徴である程度は分かり、立った状態の前屈で床に手が付かない人は水滞の傾向があります。
また、頭痛が起こる時にこめかみ辺りが痛む人は気滞や血滞の傾向があり、後頭部の頭痛が多ければ水滞になります。
寒いのが苦手なら血虚や水滞の傾向があり、疲れるとめまいがする人は血虚の人が多いです。
不眠の傾向がある人は気滞の事が多く、動かすと痛むのは気滞ですが夜に腕が疼く人は血滞も起こっています。
こういった傾向は必ずしも当てはまるとは限りませんが、普段から同じ症状に悩んでいる人は体質によるものが多くなります。
また、それぞれの症状は同時に起こる事もありますが、最もなりやすい症状は体質によって決まっています。
まとめ
身体の痛みやこわばりは気血水の滞りなどが主な原因です。
現代人は緊張しやすい気滞になる人が増えています。
身体の動きや特徴が体質をチェックする際の目安になります。
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