腕の痛みの原因は知っていますか?
「夜に腕が痛む」
「デスクワーク中に痛む」
「マシになっても再発する」
こんな痛みは東洋医学では気の問題として捉えます。
今回のブログを見れば腕が痛む原因と解消のためのツボ押しケアが分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
腕の痛みの原因
腕が痛む原因の多くは筋肉が縮み過ぎている事であり、どの筋肉が縮んでいるかで痛む部位は変わります。
デスクワークなどの運動不足で痛みやすいのは前腕部分であり、同じ姿勢を長く続けることで緊張して痛みやすくなります。
また、同様にデスクワークで痛みやすいのは上腕二頭筋で、こちらは猫背や巻き肩の人ほど痛みやすくなります。
筋肉の伸び縮みが少ないと血流が悪くなり、血流が悪い状態が続くと夜の疼痛などにもつながります。
また、肩関節のリンパの流れが悪くなると五十肩の原因ともなり、放っておくと肩関節の動きが制限される事があります。
痛みの原因は運動不足や姿勢の悪さがありますが、問題となるのは筋肉が緩まなくなることです。
気との関係
東洋医学の気とは代謝によって生まれるエネルギーを指し、エネルギーによって筋肉の伸び縮みを促す作用を指します。
筋肉は身体を動かす骨格筋と内臓の筋肉に分かれ、どちらも気が不足すれば本来の機能を発揮できなくなります。
骨格筋の機能が低下すると腕に力が入らなくなったり、力が抜けずに痙攣して痛みを起こす事があります。
腕がだるかったり力が入らなかったりするのは気が不足した状態で気虚(ききょ)と呼ばれ、血液やリンパの流れも悪くなります。
逆に筋肉が緩まなくなり動かすたびに痛みが出る状態は気が渋滞した気滞(きたい)と呼ばれ、筋肉が緩めない事でやはり血液やリンパの流れが悪くなります。
そのため腕の痛みを解消するのに大切なのは、気が不足せず流れを渋滞させない身体づくりとなります。
ツボ押しケア
東洋医学では筋肉を緩めるのにツボなどを利用し、筋肉が硬くなっている時ほどツボ押しは痛く感じます。
ですが、筋肉が緩めば痛いわけでは無いので、痛みの程度が筋肉の緊張の度合いを教えてくれます。
前腕の筋肉を緩めるのに効果的なのは手三里(てさんり)となり、肘を曲げた際のしわの外側から手のひらに向かって指3本分の辺りとなります。
この手三里を押しながら手首を動かすとより効果的で、痛いながらも気持ちいいくらいの強さで押さえると筋肉が緩みます。
次に上腕の筋肉を緩める時は尺沢(しゃくたく)を使い、手の平を上にして肘を曲げたときにできるしわの上で親指側のくぼみです。
尺沢を押さえながら肘を曲げ伸ばしして、こちらも痛いながらも気持ちいいくらいで押さえましょう。
まとめ
腕が痛むのは筋肉が緩まないためです。
東洋医学では気滞と表現し緊張のせいで血液やリンパの流れが悪いためと考えています。
お勧めのツボは手三里と尺沢になるので試してみて下さい。
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