鼻炎を甘く見ていませんか?
「鼻が詰まりやすい」
「鼻水がよく出る」
「息がしづらい」
こんな症状が悪化してユーチューバーのヒカキンさんは大変な目に遭いました。
今回はヒカキンさんが体験した好酸球性副鼻腔炎の実体験と予防法について紹介します。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
ヒカキンさんの現状
ユーチューバーのヒカキンさんが2025年の1月19日に「HikakinTV」で発表したのは、昨年末に指定難病である好酸球性副鼻腔炎で入院・手術を受けていた事です。
ヒカキンさんは20歳くらいから鼻炎で悩まされていましたが、その鼻炎が悪化した事で今回の好酸球性副鼻腔炎になったそうです。
その疾患のせいで飛行機に乗って高度を下げる着陸のタイミングで、強烈な痛みに襲われたとの事です。
ヒカキンさんによると体験したことのない激痛で、目の奥に刺すような痛みが走ったとの事です。
病院でCTスキャンとMRIの検査で重度の好酸球性副鼻腔炎が原因と分かり、手術が決定して入院したそうです。
持病の鼻炎で嗅覚や味覚の低下は自覚していたそうで、全身麻酔の手術で好酸球性副鼻腔炎が解消されると睡眠の質が向上し声が変わったと報告されました。
好酸球性副鼻腔炎とは
好酸球性副鼻腔炎は両側の鼻腔内にポリープが複数でき、鼻閉や嗅覚障害などの症状を引き起こす疾患で難病に指定されています。
原因は不明とされますが、アレルギー反応や気管支喘息との関連が考えられています。
病院ではステロイドが一般的に処方されますが、風邪などの感染症をきっかけに悪化する可能性があります。
好酸球性副鼻腔炎の特徴の一つが熱感と濃い鼻汁なので、東洋医学では熱がこもって水分が不足した状態と考えます。
水分代謝が悪いから鼻詰まりが起こり、鼻詰まりで呼吸が浅くなるから水分代謝が悪くなり副鼻腔炎になると考えています。
そのため大切なのは水分代謝を高める事と、熱を冷まして老廃物を排泄する事になります。
水分代謝を高めるには
水分代謝を高める基本は、水分不足にならないように緑茶や紅茶などで水分を補給する事です。
また、水分代謝を悪くする油っこい食事や過度なアルコールを控える事も大切で、食事や飲酒量は減らす事が基本です。
そして普段から運動をして筋肉を刺激し、汗をかく習慣をつけておくと水分代謝は高まります。
漢方薬なら荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)や辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)などが用いられ、炎症を鎮めて膿の排出を促してくれます。
ある程度は鼻詰まりが解消されたら鼻うがいをする習慣も大切で、こまめに鼻の膿を排出しておくと再発しにくくなります。
鼻うがいは約41℃のお湯に食塩を0.9~1.5%くらいの濃度になるように混ぜて行いますが、最近では専用の商品がドラッグストアなどで売っています。
前かがみの状態で「あー」と声を出しながら、洗浄液を鼻に流し込んで反対の鼻の穴から出すと鼻の膿が排出されます。
まとめ
鼻炎は放っておいて悪化すると副鼻腔炎になる事があります。
原因となるのは水分代謝が悪くて熱がこもることです。
そのため普段から水分代謝を高めるために運動や鼻うがいなどをしておきましょう。
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