咳と痰から見る原因の違いと対処法

咳が出る原因は同じだと思っていませんか?

「咳に痰が絡む」

「朝方に咳が出る」

「喉痛に激しい咳を伴う」

これらの咳はどれも原因が違うので対処法も変わってきます。

今回のブログを見れば咳と痰の特徴から自分の体質と予防法が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

急な咳と薄い痰

東洋医学から見れば喉が痛んだり咳が出たりするのは風邪(ふうじゃ)が原因とし、風邪の中にもさらに種類があり対処が違います。

風邪に寒さが加わると風寒(ふうかん)と呼び、風寒とは外から冷たい空気の影響を受けた状態です。

この状態になると悪寒を感じて急に咳が出やすくなり薄く白い痰が出てくるので、症状を解消するには身体を温めて休養をとることが基本です

ホットレモネードなどを飲んでビタミンCと糖分をとることが大切で、お風呂などでしっかりと身体を温めると咳と痰が収まります

普段から体温の低い人ほど悪化しやすいのが特徴で、普段からの運動不足なども原因となります。

そのため、予防のためには秋のうちから外に出てウォーキングなどの習慣をつけておく事も大切です。

喉痛と激しい咳

身体にウィルスなどが入ると熱が出て喉が痛くなりやすく、頻繁に激しく咳をしたり声が枯れたりします。

また、痰が黄色くて粘りだし黄色い鼻水が出たりする時は風熱(ふうねつ)と呼ばれ、風邪の中でもウィルスが原因の場合です。

身体が水分不足の時ほど悪化しやすいのが特徴で、ウィルスでなくても身体の疲労が激しく水分を消耗している時にも起こります。

身体が水分不足を起こすのは単に水分補給が足りないだけでなく、過労や睡眠不足もきっかけとなります。

そもそも空調が効き過ぎた室内にいたり汗をかかない生活をしている人ほど、喉が渇きを感じるセンサーが鈍くなり水分不足に陥りやすくなります。

そのため予防のためには喉が渇いていなくても、こまめな水分補給や果物を食べる事が必要になります

喉痛と乾いた咳

乾いた咳が続くときは風燥(ふうそう)が原因と考え、乾燥に負けて空咳が続き痰は少なく唇や鼻から出血が見られるのが特徴です。

喉痛もあり風熱と合わさって起こりやすく、主に水分不足が原因ですが熱はありません

乾燥しやすい秋から冬にかけて起こりやすいのが風燥で、鼻をかんだら鼻血が出やすいのも特徴です。

本来なら乾燥した秋から冬特有の症状でしたが、現在では空調が効きすぎている夏にも見られるようになりました

現代人は肺炎よりも風燥による間質性肺炎も増えているとされ、予防のためには代謝を上げて体温を上げることが重要です。

乾燥に負けない身体にするには香辛料を入れたスープなどが効果的で、唐辛子やコショウなどを加えると代謝が上がり肺の機能も高まります。

痰が多く濁った咳が続く

痰が多い人は排泄しきれなかった老廃物が体内に残っており、身体が浮腫んで呼吸がしづらい水滞(すいたい)の状態です。

身体が冷えている朝方に急に咳き込む傾向があり、普段から体温が低くて下半身のむくみが目立つのが特徴です。

水分代謝が悪いことが原因で、味の濃いものや甘いものなどを好んで食べる人に目立つ症状です。

解消するには胃腸を温めて胃腸の負担を減らすことが大切で、朝一番に白湯を飲んで夜遅くの食事を控える事が有効です。

そして身体に溜まっている老廃物を排出するには、利尿作用のある緑茶やコーヒーなどをホットで飲むのも効果的です

基本的に食べ過ぎは水滞の原因となるので、普段から食べ過ぎないように腹八分目を心がけましょう。

まとめ

東洋医学から見れば咳や痰の原因は4種類あります。

大切なのは自分の咳や痰は何が原因かを知る事です。

適切に対処できれば咳が出やすい秋から冬も元気に乗り越えやすくなります。

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