気が付いたら早食いになっていませんか?
「テレビを見ながら食べている」
「丼物が好きだ」
「麺類など柔らかいものが多い」
こんな食事が思い当たるなら早食いになっているかもしれません。
今回のブログを見れば早食いの問題点と身体に与える悪影響が分かり、最後に胃腸を元気にするツボ押し体操を学べます。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
早食いの問題点
早食いというのは丼物などをかき込む様に口に入れる食べ方で、口の中のものを飲み込む前に次の一口を運んでいる状態です。
自覚は無くても食事を5分以内で終わる人は早食いの傾向にあり、早食いによる消化不良のせいで腹痛や下痢などを起こす傾向にあります。
特に消化に時間がかかる作られてから時間がたった揚げ物や、インスタントやレトルト中心の野菜不足の食事をしている人は要注意です。
食べた物が胃に長く留まると身体にとっては大きな負担となり、胃腸の血流が悪くなれば粘膜を荒らし機能性ディスペプシアの原因となります。
また、柔らかいものばかり食べている人ほど早食いの習慣がつきやすく、早食いになる事で満腹感が薄れて食べ過ぎになるリスクもあります。
きちんと普段から咀嚼をしていないと様々な問題が起こり、知らないうちに食物繊維が不足し腸内環境も乱れやすくなるのです。
咀嚼が不足する問題点
早食いは咀嚼の回数が不足し様々な問題が起こりますが、最も問題となるのは筋力の低下や血流の悪化です。
筋力の低下は血流の悪化を生むので、認知機能の低下を招いたり胃腸にかかる負担を増大させます。
消化不良の最大の原因は噛む回数が少ない事による唾液の分泌不足で、唾液に含まれる炭水化物を分解するアミラーゼが不足する事で機能性ディスペプシアは悪化します。
そのため、消化不良を起こす原因として食べ過ぎもありますが、アミラーゼの量が不足していることもあるのです。
胃腸に負担がかかり消化不良を起こしやすくなると糖質の代謝も悪化し、結果的に生活習慣病のリスクも高まります。
大切なのはゆっくりとよく噛んで食べる事ですが、歯ごたえのある野菜などを意識して食べる事も重要なのです。
ツボ押し体操
早食いで弱った胃腸を元気にするにはゆっくりと食べる事も大切ですが、胃腸の血流を高めるツボ押し体操もお勧めです。
効果的なのは中脘(ちゅうかん)というツボで、おへそとみぞおちを直線で結んだ線の中間にあり胃が弱っているときは押すと痛みます。
中脘は胃の異常が現れやすいポイントなので、まずは上下に表面を軽く擦るように刺激しましょう。
お腹が温まるまで1分ほど優しく撫で続けると、胃だけでなく膵臓の機能も整えるので胃もたれの時に効果的です。
ただし食べた直後の刺激は避けて、軽く刺激した後は上半身を反らせるストレッチを行いましょう。
やり方)
- バンザイをする時に大きく息を吸いましょう
- 息を吐きながら両手を降ろします
ゆっくりで良いので大きく動かしながら呼吸を行うと、中脘が刺激されて胃腸の血流が高まります。
まとめ
早食いは胃腸の負担が大きく胃もたれの原因となります。
咀嚼の回数が不足すると消化不良が起こり生活習慣病の原因にもなります。
胃もたれが起きている時には中脘を刺激してから呼吸しながらストレッチをしましょう。
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