強烈な指の痛みに襲われたことはありますか?
「動かさなくても痛い」
「ぶつけると悲鳴を上げそうになる」
「痛みで力が入らない」
こんな状態なら血流障害が起きているかもしれません。
今回のブログを見れば指の痛みの原因と対処法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします
指痛の原因
打撲などでなく指が強烈な痛みに襲われる時は色々な原因がありますが、強烈な痛みには痛風やヘバーデン結節などがあります。
身体に起こる激痛ランキングで痛風は2位にランクインしていますが、主に指の付け根の関節が痛み女性には起こりにくいのが特徴です。
対してヘバーデン結節は女性に起こりやすく、指の第一関節の方が腫れて痛みます。
どちらも指関節の流れが悪くなることで起こり、老廃物が溜まることで流れが滞り激痛が起こります。
流れが悪くなる原因は炎症が起こっているせいなので、職業や家事仕事などの手の使用頻度が原因になっている場合も多くあります。
ですが、多くの場合で安静にしていても思うように解消されないのも特徴です。
東洋医学から見た指の痛み
東洋医学には不通則痛(ふつうそくつう)という言葉があり、流れが悪くなると栄養や酸素を行き渡らせることができずに痛みが起きるという考え方があります。
これは瘀血(おけつ)または血滞(けつたい)と呼ばれる状態で、解消するためには血液の流れを高める事が重要と考えています。
ただし、痛風は血流障害の影響が強いですが、ヘバーデン結節はリンパの滞りの方が強いと考えられ対応は少し違います。
どちらも水分をしっかりととって老廃物を排泄する事が大切ですが、身体を温めて血液とリンパの両方の流れを高める事が重要になります。
男性の場合は体温が高くて水分不足の傾向にあるので水分補給を優先し、女性は体温が低くてリンパが滞りやすいので身体を温めることが大切になります。
基本的には血流を高める事が激痛を鎮めるには効果的で、水分と体温の両方が揃う必要があります。
指痛を解消するには
痛風やヘバーデン結節で使われる漢方薬にはサポニンと呼ばれる成分が入っており、サポニンは大豆製品にも多い栄養です。
サポニンは抗酸化作用により動脈硬化を予防したり、血液を固まりにくくして毛細血管の血流を高めたりします。
また、肝機能の向上により過酸化脂質を抑制する働きがあるので血流障害の予防にも役立ちます。
肝機能が向上すれば体温は高まりやすくなるので、指の血流を高めるには水分と大豆製品の補給が重要となります。
そこで特にお勧めなのが豆腐になり、豆腐は身体を潤す作用と血流を高める作用が期待できます。
ただし豆腐は冷たい状態だと身体を冷やすので、女性は薬味をたっぷりとかけるか湯豆腐やみそ汁などでいただきましょう。
まとめ
指の激痛には痛風やヘバーデン結節があります。
男性には痛風が多く女性にはヘバーデン結節が多くなり、解消のためには水分補給が必要です。
血流を高めるのに効果的なのは大豆のサポニンなのでお勧めです。