肩甲骨の重要性を知っていますか?
「背中が痛い」
「呼吸がしづらい」
「姿勢が悪い」
こんな悩みは全て肩甲骨の動きが問題になっている事が多いのです。
今回のブログを見れば肩甲骨の重要性と動かすための方法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします
胸郭と肩甲骨の関係
肩甲骨と接している胸郭とは肋骨と背骨に囲まれている部分を指し、この胸郭が動くことで肩甲骨の動きを助け心肺機能を高めます。
加齢に加えて運動不足の人は呼吸が浅く胸郭の動きが少なくなっており、胸郭の動きは肩甲骨の動きも左右します。
胸郭の可動性とは胸椎と肋骨がどのくらい動くかの基準であり、動きがよければ心肺機能が高まり姿勢がキレイになります。
胸郭を動かすには呼吸や肩甲骨とのつながりに加えて、骨盤や股関節など土台の動きにも注意することが必要です。
胸郭の動きが硬い人は呼吸が浅くなったり、肩の可動域が狭くなったりして背中や腰の痛みを起こしやすくなります。
キレイな姿勢を作るには胸郭と肩甲骨を正しい位置に保つことが必要で、胸郭を引き上げるには肋間筋や胸椎の10~12番を動かす事が大切です。
肩甲胸郭関節とは
胸郭と肩甲骨の間にある関節は肩甲胸郭関節と呼ばれ、肩関節の運動機能において重要な役割を担っています。
肩甲胸郭関節の動きが悪くなると、肩甲上腕関節にも大きな負担がかかり痛みが出たり巻き肩などの原因となります。
また、肩甲骨は胸郭に密着しているため、胸郭の動きが悪ければ肩甲骨の動きも悪くなり肩関節の動きは制限されます。
肩関節は肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節に加えて、肩鎖関節や胸鎖関節などの複数の関節からなりお互いに影響し合います。
現代人は特に肩甲胸郭関節の動きが悪く、肩甲骨の動きが悪い事で肩甲上腕関節に負担をかけて五十肩の原因ともなるのです。
さらに肩から腕や手先にかけて痺れや痛みを伴う胸郭出口症候群の原因にもなり、悪化すると腕に力が入らず握力の低下なども引き起こします。
肩甲胸郭関節の体操
肩関節の動きを高めてキレイな姿勢を作るには肩甲骨の動きを意識して、肩甲胸郭関節の体操をする事が大切です。
今から肩甲胸郭関節の動きを高めて、呼吸しやすく痛みにくい身体を作るための体操を紹介します。
やり方)
- 足は肩幅に開いてバンザイをして大きく息を吸います
- 肘を背中側に降ろして息を吐き切ります
この動作を10回ほど繰り返しましょう。
普段から肩甲骨の動きを意識して行っておくことで肩甲骨が正しい位置に動いて、胸郭の動きを助けてくれます。
大切なのは深呼吸と合わせることで、慣れてきたら呼吸を深くして行ってください。
肩甲胸郭関節の動きが確保されることで呼吸しやすくキレイな姿勢を作りやすくなるので、姿勢の悪さや痛みに悩んでいる人は実践してみて下さい。
まとめ
肩甲骨の動きは胸郭に左右されます。
肩甲胸郭関節は肩関節のうごきだけでなく、姿勢や呼吸などにも関係します。
肩甲骨の体操をして肩甲胸郭関節の動きを高めれば呼吸しやすく痛みにくい身体になります。
⇒キレイな姿勢を作る!大阪市北区で東洋医学の整体が受けられます