気が付いたら呼吸が浅くなっていませんか?
「何だか息苦しい」
「浅くて速い呼吸をしている」
「息を深く吸えない」
こんな状態は身体にとって百害あって一利なしです。
今回のブログを見れば息苦しくなる原因と解決する方法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします
なぜ息が苦しくなるのか?
息苦しさを感じれば何か重大な病気ではないかと心配になりますが、実は栄養不足や睡眠不足などの生活習慣の乱れが原因でも起こります。
肉体的な疲労が溜まれば心肺機能は低下するので、息苦しさが急に起こったのか徐々に起こった慢性的な症状かは判断基準として重要です。
また、息苦しさがどのような状況で悪化するのかも重要で、安静にしていても収まらない場合は病院を受診する事も大切です。
息苦しさの原因となる疾患には肺炎や気管支喘息などの呼吸器疾患から、心不全や腎不全なども関係します。
また、最近では20~30代にパニック障害による息苦しさも増えており、最近では日本人の30人に1人は抱えていると言われる現代病の一つです。
こういった症状は普段からストレスが多くて、アルコールやタバコなどを過度に摂取している人に多く見られます。
ストレスと呼吸の関係
ストレスは呼吸と密接な関係があり、ストレスが大きいと呼吸が浅く短くなる事が分かっています。
実は感情の動きは呼吸と連動する事が分かっていて、ストレスによって自律神経が乱れると交感神経が活発になり心拍数や血圧が上昇して呼吸が速くなります。
また、不安や緊張などのストレスは過呼吸を起こすこともあり、パニック障害になりやすい人は過呼吸を起こすリスクが高いことが分かっています。
パニック障害はストレスが多い人に起こりやすく、精神的にも肉体的にも不安定になっている人に多く発症します。
精神的なストレスは仕事や家庭、金銭や人間関係など多岐に渡り、パニック障害になる人は2000年ごろに比べて現在は約10倍に急増していると言われます。
肉体的なストレスは生活習慣が乱れて過労や睡眠不足が続いたり、栄養の偏りにより心肺機能が低下したりする事でパニック障害のリスクが高まります。
ストレスを解消する呼吸法
ストレスによる息苦しさが起こり、息苦しさによるストレスを感じ呼吸が浅くなる悪循環を解消するには意識的にゆっくり深く呼吸をすることが大切です。
やり方)
- 楽な姿勢で座り背筋を伸ばす
- 両手を下腹部にあて口から息を吐き切る
- 鼻からゆっくりと息を吸い込む
- 口からゆっくり息を吐き出す
鼻からゆっくりと息を吸い込んだら、息を吐くときは吸う時の2倍の時間をかけてゆっくり息を吐きます。
ポイントの一つはリラックスできる時にする事で、寝る前に布団の中でするのもお勧めです。
お腹を膨らませるのが苦手な人は布団の上で仰向けに寝て、膝を軽く曲げると行いやすくなります。
まとめ
息苦しさは生活習慣の乱れからも起こります。
特に精神と肉体の疲労は息苦しさの原因となります。
普段から腹式呼吸で深い呼吸をすると解消されやすくなります。
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