加齢により弱った大腸を元気にするには

大腸は年齢とともに弱るって知っていますか?

「消化不良で下痢をする」

「腹痛が起こる」

「便秘する日が増えた」

こんな症状は年齢とともに増えてきます。

今回は加齢に伴い大腸が弱る原因と解消のための薬膳を紹介します。

本日も東洋医学が大好きな東洋インサイド整体院の福原がお送りします。

加齢による身体の変化

身体は加齢に伴い血流量が減少し、大腸以外にも肝臓や腎臓などの毛細血管が多い臓器は萎縮して機能が低下します。

さらに血流量の減少に伴い筋肉量が減少すると、腹部にある胃腸などの臓器は外から刺激が減った分だけ動きが悪くなるのです。

動きが悪くなるほどに胃腸の柔軟性も失われ、だんだんと蠕動運動も減っていく事で消化不良や便秘が起こりやすくなります

胃の筋肉も弾力性が失われ、血流量の低下から胃酸の分泌や鉄分の吸収量が減少します

さらに胃の中で溜めて置ける食べ物の量が減っていくので、胃もたれや胸やけは若い時よりも起こりやすくなります。

小腸は加齢による影響を受けにくい臓器とされてはいますが、血流量の低下は粘膜を萎縮させて消化液の分泌を減少させます。

大腸の加齢性変化

大腸は血流量の低下よりも、筋肉の弾力性の低下と腸内細菌のバランスが崩れることが問題となります。

加齢に伴い他の臓器の機能が低下したり運動量が減少したりすると、腸内細菌の多様性が減ってしまい本来の機能が失われます

特に善玉菌と呼ばれるビフィズス菌は30代から60代にかけて半分ほどに減り、減った分だけ悪玉菌が増えてしまいます。

さらに酪酸菌の減少は大腸のエネルギー源となる酪酸を生成できる量が減るので、大腸の蠕動運動がさらに低下します。

大腸の蠕動運動の低下によって、便秘しやすくなり残便感があったり便が細くなったりするのです

また、腸管内にガスが溜まりやすくなるとオナラの回数が増えて、腹痛や口臭の原因ともなるのです。

大腸の薬膳

大腸の機能を高める薬膳のポイントは、大腸を潤わせて乾燥から守る事が大腸の機能を高める事につながります。

大腸を潤わせるのは良質な脂質となり、ナッツ類や松の実、ゴマなどは特にお勧めです。

また、加齢に伴い乱れた腸内環境を整えるには発酵食品がお勧めで、納豆やヨーグルト、ぬか漬けにキムチなども鉄板の食材となります

基本的に水分のこまめな補給も大切ですが、オリーブオイルなどの脂質を摂ると大腸の蠕動運動を促して加齢に伴う便秘を解消する効果があります。

他にも大腸を潤して排便を促す食材は薬膳では潤腸通便と呼ばれ、バナナやオクラ、タケノコなども入ります。

排便を促す基本は水分と食物繊維ですが、東洋医学では大腸を潤すという表現を使いエノキやシメジなどの不溶性の食物繊維とともにオリーブオイルなども摂取する事を勧めています

まとめ

加齢に伴い血流量が減少すると内臓は弱り機能が低下します。

大腸は弱るだけでなく腸内環境の悪化も問題となります。

大腸を元気にするには、大腸を潤すためにナッツ類や発酵食品にオリーブオイルなどを摂りましょう。

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