猫背を解消するのに骨盤が重要だって知っていますか?
「猫背が気になる」
「頭や肩の位置を気にしている」
「油断するとすぐに猫背になる」
猫背というのは肩回りだけの問題ではないのです。
今回の話を聞けば猫背に悩んでいる人でも、どうすればキレイな姿勢になれるかが分かるようになります。
本日も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師で東洋インサイド整体院の院長である福原がお送りします。
猫背と骨盤
猫背とは頭と肩が前に出ることで背中が丸くなっている状態で、首から背中にかけて負担が大きくなっている悪い姿勢です。
若い時は多少の猫背でも肩こりなどを感じない人もいますが、年齢とともに徐々に強い肩こりや痛みなどを感じるようになってきます。
ですが、猫背を解消しようと思っても多くの場合で首や肩回りに問題があるのではなく、実は骨盤に問題が潜んでいる場合が多いのです。
骨盤は上位にある背骨を支えると同時に、身体の土台となり上半身と下半身のバランスをとる役割を果たしています。
本来なら骨盤は上半身と下半身のバランスをとるために前後や左右に柔軟に動きますが、その柔軟性を失うと背骨の柔軟性も失われて姿勢が悪くなるのです。
骨盤に付いている腸腰筋や大殿筋などの筋肉は大きくて強いので、骨盤の動きが硬くなると背骨や肩甲骨などに大きな悪影響を与えます。
大殿筋とは
大殿筋は臀部を形成する筋肉のうち最も大きく表面にある筋肉で、骨盤を後傾させたり股関節の動きを助けたりする役割があります。
大殿筋が活躍するのは歩行時で、前方に振り出した足の減速に関与したり身体を支えてキレイな姿勢を維持したりします。
大殿筋がしっかり機能していると転倒しづらくなりますが、大殿筋の機能が低下すると歩行時の衝撃を柔らげられずに不安定となり姿勢が崩れて痛みやすくなります。
大殿筋が働くことで歩幅が大きくなると、足がもつれにくくなりキレイな姿勢での歩行が可能となります。
そんな大殿筋が弱ると立っている時に姿勢が重力に負けて崩れやすくなるので、立っているときに猫背になりやすくバランスを取るために反り腰にもなります。
そのため、大殿筋は姿勢を維持するのに重要で、猫背を解消するためには真っ先に鍛えたいのが大殿筋となるのです。
大殿筋を鍛えるには
現代人はデスクワークが多いせいで大殿筋が硬くなっている人が多く、そのため姿勢の歪みの多くはデスクワークや運動不足がきっかけとなっています。
基本的にはウォーキングなどで大殿筋は鍛えられますが、階段の昇り降りなども効果的となります。
また、大殿筋を最も効果的に刺激できるのがスクワットですが、必要なのは筋力ではないので回数はそんなに必要ではありません。
むしろ、回数を意識するよりも動きの大きさを意識した方が効果的なのです。
お勧めなのがフルスクワットと呼ばれる方法で、屈伸の体操の様に完全にしゃがんで踵を上げないようにします。
その際に前にならえの姿勢でしゃがんだり、バンザイをしながらしゃがんだりすると猫背の解消につながるのです。
腕の位置も大切ですが背骨を伸ばす事を意識するのが大切で、きちんと出来ていれば5回くらいでも割ときつく感じて姿勢をキレイにするのに役立ちます。
まとめ
猫背の原因は肩回りよりも骨盤にあります。
骨盤の動きを左右しているのは主に大殿筋です。
大殿筋の動きを高めるのに効果的なのがフルスクワットになります。
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