ヘバーデン結節を起こしやすい人は水滞

ヘバーデン結節が起きやすい身体の状態を知っていますか?

「身体が浮腫みやすい」

「疲れやすい」

「身体が硬い」

こんな状態が続くとヘバーデン結節は悪化しやすくなります。

今回の動画を見ていただければヘバーデン結節になりやすい状態と、その対処法が分かります。

この動画は東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りいたします。

ヘバーデン結節とは

ヘバーデン結節は指の腫れや痛みを起こす疾患ですが、ポイントとなるのは症状ではなく身体の状態です。

東洋医学では体質によってなりやすい状態があると考えており、状態によって様々な疾患が起こると考えています

ヘバーデン結節の原因となる状態には気滞と水滞があり、今回は水滞について解説します。

そもそも指が腫れるのは身体が浮腫んでいて指に老廃物が溜まっている水滞の状態であり、指が痛むのは筋肉が過度に緊張している気滞の状態になっているからです。

ですが、身体の状態というのは一部分だけを施術しても思うようには変化せず、全身のバランスを整えることで問題が解決するのです。

そのため、ヘバーデン結節を解消するには、水滞となる全身の問題を解消する必要があるのです

水滞とは

水滞とは関節が浮腫んでいる状態で、姿勢が悪くなる原因でもあり身体の動きを制限してしまいます。

関節の動きは水分の巡りに左右されており、巡りが悪くなることで身体が浮腫んで関節が思うように動かなくなるのです。

その状態を放っておくと身体に老廃物が溜まりやすく、老廃物が溜まることで余計な力が入って疲れやすくなります

老廃物が溜まっている人は足に靴下の後が残りやすく、また足元が冷えやすいのも特徴です。

水滞は下半身で起こりやすく骨盤の影響を大きく受けるので、デスクワークなどで骨盤の動きが悪い人ほど起こりやすくなります。

そのため、ヘバーデン結節の解消には、水滞を左右する骨盤の動きを高める事がポイントとなります

解消のための体操

骨盤の動きを高めて水滞を解消するポイントは鼠径部のリンパを流す事で、鼠径部とは股関節の前面の部分です。

まずは鼠径部に四指を当てて外側から内側にむかって擦り、位置を少しずつずらしながら20回ほど擦りましょう。

その後に鼠径部を伸ばすためのストレッチ行います。

やり方)

  1. 足を前後に広げ右足は前に出し左膝を床につきます
  2. ゆっくりと息を吐きながら右膝を深く曲げます

この時にしっかりと太ももの前から鼠径部が伸びている事を感じましょう。

気持ちいいくらいに5秒くらい伸ばしたら逆側も行いましょう。

普段から鼠径部を擦ってストレッチを繰り返し行うと水滞が解消されやすくなり、ヘバーデン結節による指の腫れは収まりやすくなります

まとめ

ヘバーデン結節の原因となるのは気滞と水滞という状態です。

水滞は身体の巡りが悪く老廃物が溜まっている状態となります。

鼠径部を擦ってストレッチをする事で水滞は解消されやすくなります。

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