東洋医学の体質診断とは①

自分の体質を分かっていますか?

東洋医学では体質診断が最も重要であり、面白いポイントでもあります。

今回の話を聞けばあなたも東洋医学に興味が湧き、自分の体質が分かるかもしれません。

本日も東洋医学が大好きな東洋インサイド整体院の院長である福原がお送りします。

体質診断とは

人間の体質は個人差が極めて大きく、同じような症状に悩んでいても原因が違う事も多くあります

にも関わらず現代では症状に対しての処方が主流であり、症状と数値だけで薬を出したり湿布を出したりします。

それでも悩みが解消されればいいですが、多くの人はずっと同じ悩みを抱えています。

そんな時に頼りにされるのが東洋医学だと思います。

なぜなら東洋医学では、症状を重視するのではなく体質と状態を重視するからです。

そのため同じ症状でも違う所を施術する場合もあれば、違う症状でも同じ所を施術する事もあります

このやり方を

同病違治 違病同治

と言います。

この考え方に基づけば、痛みや痺れ、胃の不調などの原因がいつも同じでは無い事がよく分かります。

気血水とは

東洋医学の体質診断では5つの体質と6つの状態があり、体質によってなりやすい状態が違います

そして状態によって起こりやすい症状が違い、季節や生活習慣によって様々な不調や症状が現れます。

5つの体質を分けているのが気血水の量になり、気が身体を温めるのに対して血と水は身体を冷ましたり潤したりします。

5つの体質には

  • 木:気よりも血水が多い
  • 火:気が最も高く血水は少ない
  • 土:バランスが良いタイプ
  • 金:血水よりも気が多い
  • 水:血水が最も多く気は少ない

があります。

気が多ければ身体が火照った状態となり、血水が多いと冷えた状態になりやすくなります

気をつけたい生活習慣

日々の生活習慣としては熱くなりやすい人はほどほどに冷ます必要があり、冷えやすい人は身体を温める習慣が必要となります。

熱を冷ますには水分補給や休息が必要となり、温めるには適度な運動や食事が必要となります。

この法則を逆にした生活を送っていたり、季節の暑さや寒さに対応できていなければ様々な不調に襲われます

身体が火照って水分不足になると頭痛やめまいが起こりやすく、逆に身体が冷えすぎれば筋肉が硬くなって内臓の機能が低下して浮腫で身体がだるくなったりします。

熱くなりやすい人は春から夏に熱くなりすぎないように気をつけた方が良いですし、冷えやすい人は秋から冬に冷やし過ぎないように気をつける必要があります。

また、年齢によっても差が出てくるので若いうちはよく動いてよく食べる方が健康ですが、30歳を過ぎたころから食事を減らし、無理のない程度に運動をする事が必要となってきます

こういった考えが基本となっていますが、まだまだ多くの事をこれからもお伝えしていきます。

まとめ

東洋医学が重視するのは症状よりも体質です。

5つの体質によってなりやすい状態が違うからです。

大切なのは熱くなりやすいか冷えやすいかをまずは見極める事です。

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