呼吸がしづらいと感じたことはありませんか?
「息を吸い込みづらくなった」
「以前とは肺の感じが違う」
「何が原因か分からない」
肺に限らずですが、筋肉で出来ている内臓は加齢によって硬くなります。
こちらでは、肺が加齢によって硬くなる原因と対処法について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいて加齢によって弱った肺を元気にする方法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
老化で弱る肺
肺は胸郭と横隔膜という呼吸筋を使って膨らみ、加齢に伴い呼吸筋が弱くなると膨らめなくなっていきます。
さらに肺の中で呼吸をするときには肺胞と呼ばれる袋状の臓器が使われ、肺胞は加齢により数が減り弾力性を失います。
加齢により肺胞の弾力性や数が少なくなるのは、肺胞の周りにある毛細血管の数が減るからで東洋医学では老化とは血管の数と弾力性の低下と考えています。
だから毛細血管の減少が起これば肺に限らず全ての臓器が萎縮し、毛細血管が減少する原因は動脈硬化などです。
動脈硬化の他に喫煙は肺の機能が減少しやすく、喫煙すると肺は炎症を起こし肺胞の弾力性が失われるからです。
そして呼吸を行うための様々な筋肉が柔軟性を失う事で、高齢になるほど呼吸が浅くなり代謝も低下していきます。
心肺機能とは
肺が弱るもう一つの大きな原因が心臓の弱りで、心臓の弱りは心筋が硬くなることで起こります。
心肺は密接な関係があり、どちらかの筋肉が硬くなればもう一方の機能を低下させます。
普段からランニングなどで心肺に刺激を与え心筋の柔軟性が向上し、呼吸筋の柔軟性が向上すれば呼吸がしやすくなります。
東洋医学では心臓は肺の働きをコントロールする関係にあるので、心筋の機能を適度に高める事は肺の炎症などを起こしにくくするためにも必要です。
身体に酸素が不足して少し息苦しくなるくらいの運動は、心臓と肺の連携を高めて心肺機能の向上につながります。
そのため普段から息が切れるくらいの運動や、階段の昇り降りなどの強度が高めの運動を推奨しています。
大胸筋
呼吸が浅くなる原因に大胸筋がありますが、一般的に肺を動かす筋肉に大胸筋は含まれていません。
ですが、深呼吸をする際に息を吸うのを助ける働きがあります。
肺は自力では収縮や拡張ができませんが、肺を覆う胸郭の肋間筋や横隔膜などの呼吸筋に加えて腹部や背部から首にかけて20種類以上の呼吸筋が連動しています。
大胸筋は胸にある三角形の大きな筋肉で、鎖骨下から脇の下、みぞおちにまで広がっています。
デスクワークなどで猫背姿勢が続くと大胸筋は固くなり、背中を伸ばすことや胸を張ることが出来なくなります。
呼吸を深くするためには大胸筋を動かして、胸を張ることが心肺機能を高めるのに役立ちます。
普段から腕を高く上げてバンザイなどをしておくと大胸筋に刺激が入りやすく、大胸筋が緩んで本来の機能を取り戻せば姿勢はキレイになります。
まとめ
肺は加齢に伴い弱る臓器の一つです。
肺が弱る背景には心臓の弱りもあり、動脈硬化や筋肉の柔軟性の低下が隠れています。
呼吸を深くするには大胸筋を刺激して、胸を張りやすい身体にする事が大切なのです。
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