首と目がつながっているのはご存じですか?
「目が疲れやすい」
「首がこりやすい」
「ストレートネックと言われる」
実はこれらの症状には関係があります。
今回はストレートネックと眼精疲労の関係について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいてストレートネックと眼精疲労の原因となる肝臓の事も踏まえて解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
ストレートネックと眼精疲労
眼精疲労は首こりの原因となり、どちらも自律神経のバランスが崩れることで悪化します。
特に眼は自律神経が通っている後頭部にある後頭下筋群に強い影響を与え、後頭下筋群は眼球の運動やピント調節、瞼の保持などの重要な役割を果たす筋肉です。
この後頭下筋群が疲れて硬くなると頚椎の動きを制限し、結果として頚椎の中を通っている自律神経は悪影響を受けてバランスが崩れるのです。
こうやって後頭下筋群の働きが悪くなると頭を前に出す癖がつきやすく、頭を前に出す事でストレートネックとなります。
そしてストレートネックになる事でさらに後頭下筋群が緊張し、眼精疲労や目のかすみにドライアイなどが起こりやすい事が分かっています。
東洋医学では眼と肝臓に深い関係があると考えており、実際に眼の疲労が増える事で自律神経が乱れると弱りやすくなるのが肝臓です。
眼精疲労と肝臓
肝臓は眼に大きな影響を与えることが分かっており、肝臓の機能低下が眼の疲れや眼の奥の痛みにつながっているのです。
眼は顔の中でも特に多くの血液を必要とする器官で、肝臓の働きが低下する事で血液から供給される栄養が不足します。
眼精疲労でぼやけたり霞んだりするのは栄養不足の状態で、血液の栄養不足は肝臓に蓄えられている栄養が不足しているためなのです。
他にも肝機能の低下があると、白目が血走ったり目の周りにシワやクマが出やすくなったりします。
眼精疲労と肝機能の低下はスマホやパソコンの見過ぎなどでも起こりますが、過労や睡眠不足による肝機能の低下がきっかけの場合も多くあります。
さらに身体の筋肉の緊張が強すぎると、自律神経のバランスが乱れ眼精疲労とストレートネックを起こし肝機能の低下を招いている場合もあるのです。
肝機能を整える体操
東洋医学では肝機能を高めるために肝の経絡を刺激ます。
肝臓の経絡は足の指から始まり足の内側を昇って上半身のわき腹辺りで終わるので、その辺りの筋肉を緩める事は肝機能を高める事に有効です。
また、ストレッチなどで思いっきり伸ばすよりも、身体をゆったりと脱力して動かした方が自律神経を整えるのに有効です。
お勧めなのは呼吸と合わせて行うヨガにもある側屈の体操です。
やり方)
- あぐらで座り右手を床につく
- 左手を挙げて上半身を右に倒す
- 首の力を抜いて倒し呼吸する
左腕は耳の横に当てて胸を開くのを意識しながら首の力は抜いて自然に頭を垂らします。
気持ちいいくらいに倒して4~5回ほど深く呼吸して反対側も行うと、肝機能が高まり自律神経も整い姿勢を整えてくれます。
まとめ
眼精疲労は後頭下筋群を緊張させます。
そもそも眼精疲労が起こる時には肝機能の低下も潜んでいます。
眼精疲労やストレートネックを同時に解消するには肝機能を高める体操がお勧めです。
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