ポッコリお腹が気になった事はありませんか?
「下腹が出ている」
「反り腰になっている」
「腰が痛むことがある」
反り腰の原因は大腰筋にあります。
今回は反り腰の原因となる大腰筋と腎臓の関係について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいて内臓から姿勢を整える方法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
腎臓と反り腰の関係
腎臓は背骨の両脇で横隔膜の下にあり、腹膜に覆われており大腰筋の筋膜と連結しています。
そのため腎臓が硬くなると大腰筋は緊張しやすくなり、腎臓が弱ると腰を支えている大腰筋の筋力も弱くなります。
大腰筋が弱くなると反り腰の状態となり、反り腰になる事で腎臓が圧迫されて余計に腎臓が弱くなる悪循環に陥ります。
反り腰は運動不足や年齢による体型の変化とともに現れやすく、大腰筋が衰えることで反り腰となり加齢に伴いポッコリお腹の原因ともなります。
腎臓は加齢に伴い弱りやすい臓器の一つで、運動不足などで動脈硬化などの生活習慣病が進行するほどに弱りやすくなります。
そんな腎臓を弱らせないためには大腰筋を刺激して、血流を高めて腎機能を高める事が重要となるのです。
大腰筋とは
大腰筋は大腿骨と背骨をつないでいる筋肉で、直立姿勢を保持するときや太ももを引き上げるときに働きます。
大腰筋が衰えると足を十分な高さまで上げることが出来なくなり、すり足のような動きとなってしまいます。
現代人は長時間のデスクワークや運動不足などで大腰筋が衰えやすく、大腰筋により維持されている背骨のS字カーブが崩れやすくなっています。
さらに反り腰になる事で大腰筋は縮んだ状態を解消できなくなり、大腰筋が伸び縮みできなくなることで腰痛が起こりやすくなります。
腸骨筋と合わせて腸腰筋と呼ばれ体幹を安定させるのにも役立ち、日常では歩いたり起き上がったり階段を上ったりする時に活躍しています。
また、腸腰筋は抗重力筋の一つに数えられ普段からキレイな姿勢を作るのに必須で、機能が低下すると猫背やポッコリお腹の原因となります。
大腰筋を刺激する体操
大腰筋を刺激して反り腰を解消するには下腹部から股関節の前面を伸ばす動きが大切です。
そこで行いたいのがヨガの英雄のポーズで、思いっきり伸ばすのではなく気持ちいいくらいに伸ばすと大腰筋を刺激できます。
やり方)
- 足を前後に開く
- 前の足は膝を軽く曲げる
- 合掌して両手を上に伸ばしながら息を吸う
- 両手を降ろして息を吐く
この動作を5~10秒ほどかけて行うと血流が高まり、大腰筋が伸ばされると腎臓の機能も高まります。
腰は反らし過ぎない程度に行う方が大腰筋は刺激されやすく、やり過ぎると腰の負担が増えるので注意しましょう。
まとめ
姿勢を作る大腰筋は腎臓の影響を受けています。
大腰筋は背骨のS字カーブを作っており、腸腰筋の一部でもあります。
そんな大腰筋の機能を取り戻すにはヨガの英雄のポーズが効果的です。