アキレス腱は意外にもろいって知っていますか?
「高木ブーさんがアキレス腱断裂したとニュースで報道されました」
「何か事故でもあったのかと思われます。」
「日常生活では起こらないはずと思い込んでいませんか?」
アキレス腱断裂と聞くと大事だと思いがちです。
今回は加齢に伴い誰にでも起こりうるアキレス腱断裂の原因と予防法について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいてアキレス腱断裂の予防法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
高木ブーさんの体験談
2024年の9月に元ドリフターズの高木ブーさん(91)はアキレス腱断裂を起こしたことを報告されました。
9月19日にライブのリハーサルに行こうとして、家の前で左足にバーンと弾けるような違和感を感じたとの事です。
その後から足が痛くなり病院に直行したところ、お医者さんからアキレス腱断裂と診断されました。
病院では左足をギブスで固定して、右足の筋肉が落ちないように次の日からリハビリが始まったそうです。
通常であればアキレス腱が日常で切れる事はありませんが、老化によりアキレス腱の柔軟性と筋力の低下があれば誰でも日常の中で起こります。
アキレス腱断裂とは言っても全てが切れてしまう完全断裂は手術となりますが、一部が切れる部分断裂では手術するほどでは無く起こりやすいのが特徴です。
アキレス腱断裂の前兆
アキレス腱断裂は突然に起こるのではなく、その前からアキレス腱の周囲に痛みや腫れがあったりふくらはぎや踵が痛んでいたりします。
また、普段から足が浮腫みやすく動き出しや起床時の1歩目が痛む人は、アキレス腱に負担がかかりやすいので断裂のリスクが高いと言えます。
アキレス腱が断裂すると、ふくらはぎの筋肉がうまく作用せずにつま先立ちができなくなります。
普段からつま先立ちや片足立ちが苦手だったり、しゃがみこめない人はアキレス腱の柔軟性が低い傾向にあります。
また、軽度の断裂なら足を引きずりながら歩けますが、足首は動かなくなるので判断できない時は病院に行くのが無難です。
東洋医学では足が浮腫みやすい体質を水滞と呼び、水滞を解消しておくことがアキレス腱断裂の予防につながります。
水滞を解消する体操
アキレス腱断裂を予防する基本は、ふくらはぎの柔軟性を保つために適度に足首を動かしておくことが大切です。
また運動の前後では足首のストレッチをすることが大切で、普段から足首をゆっくり回す習慣をつけましょう。
足を前後に開き、後ろに引いた足の膝裏を伸ばした状態でアキレス腱を伸ばす体操も水滞を解消するのに極めて有効です。
また、足首を刺激しておくと足が浮腫みづらくなるので、普段から足裏などがだるくなりやすい人は行っておきましょう。
やり方)
- 片膝を立てた状態になる
- 足首の前面中央を押さえる
- その状態から膝を前に出す
足首を刺激すると浮腫みやすい人ほど痛いので、始めは軽くても良いので10回ほど朝晩と行っておきましょう。
普段から繰り返していると浮腫みにくくなるので、アキレス腱周りが痛くなりやすい人ほどお勧めです。
まとめ
高木ブーさんは大したことはしていないのにアキレス腱断裂になりました。
そもそも足が浮腫みやすく筋力が低下しているとアキレス腱の負担は大きくなります。
大切なのは水滞を解消してアキレス腱の負担を減らしておくことです。
⇒水滞を解消して健康な足へ!大阪市北区で東洋医学の整体が受けられます