繰り返す腱鞘炎の東洋医学から見た対処法

日常生活の指の悩みを解消したくありませんか?

「親指の付け根が痛い」

「日に日に痛みが増している」

「シップやテーピングで手がかぶれた」

一度、腱鞘炎になると再発しやすく痛みやすいのが特徴です。

今回は繰り返す腱鞘炎を解消する方法について解説します。

当院は東洋医学の理論に基づいて腱鞘炎を解消する方法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。

腱鞘炎とは

指の使いすぎなど負担が大きくなると発症しやすいのが腱鞘炎で、筋肉と骨をつなぐ腱が腱鞘とこすれて炎症を起こした状態です。

本来なら腱鞘は腱を保護するのが役割で、間には滑液が流れているので炎症は起こりませんが腱鞘内の滑液が不足するとこすれて炎症が起こり痛むようになります。

単純に考えると使わなければ炎症が引きますが、滑液の不足を解消しなければちょっとした仕事でも炎症が再発して痛みます

特に産後間もない育児をする女性では女性ホルモンの減少から滑液の不足は起こりやすく、加齢に伴い滑液の流れが悪くなれば部分的に不足しやすくなります。

腱鞘炎で悩んでいる人は手作業の人も多いですが、育児で悪化している人が多く親指の付け根を押すと激痛が走る人もいます。

テーピングやサポーターで痛みをしのぐ人もいますが、根本的な解決にはならず痛みを我慢して過ごす人が多いのです

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東洋医学から見た腱鞘炎

東洋医学から見れば親指の腱鞘炎は肺の経絡と関係があると考え、肺に負担がかかっている事を疑います。

肺に負担をかけやすいのが巻き肩の姿勢で、巻き肩になると呼吸が浅くなり滑液の流れも悪くなります。

そもそも巻き肩の状態だと肘から先の筋肉の負担が増えて、負担が増えた分だけ筋肉が緊張して滑液の流れを悪くします

また、筋肉の疲労や滑液の不足は肝臓の機能低下を疑い、肝臓の機能低下の原因として呼吸が浅いせいで睡眠の質が悪くなっている事です。

肺での呼吸が十分に深く出来ていると自律神経が整い、自律神経が整う事で睡眠の質が高まり肝臓の機能も向上して筋肉や滑液の状態は整うのです

そのため、東洋医学では腱鞘炎を繰り返さないために巻き肩を解消しながら深い呼吸をする事を勧めています。

肺と肝を助ける呼吸法

普通に深呼吸をしても肺の機能は高まり自律神経は整いますが、巻き肩の解消も目指すなら肩回りの体操も必要になります。

しっかりと脇や胸の筋肉を伸ばしながら深呼吸をする事で巻き肩が解消され、巻き肩が解消されれば自然と呼吸が深くなり滑液の流れも高まります

大切なのが胸を開きながら深呼吸をする体操です。

やり方)

  1. 両手を胸の前で交差して息を吐く
  2. 両手を斜め上に広げながら息を吸う

ラジオ体操でもある動きで、広げるときに掌は上に向けこの体操を朝昼晩と1日に3セットくらい5~10回ほど繰り返しましょう。

普段から行う事で肩が正しい位置に行くので呼吸がしやすくなり、肺や肝臓の機能が高まる事で筋肉が緩んで滑液の流れも高まります

大切なのは指を休める事よりも、肺や肝臓を整えて指を使っても大丈夫な身体にする事です。

まとめ

腱鞘炎の原因は指の使い過ぎばかりではありません。

東洋医学から見れば巻き肩が原因で呼吸が浅くなり睡眠の質が悪くなっている事です。

脇や胸を伸ばしながら深呼吸をする体操なら肺と肝臓の機能を高めて腱鞘炎の再発を防げるようになります。

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