食事の仕方について悩んでいませんか?
「食べると苦しくなる」
「食べたいけど食べられない」
「薬を飲んでも解決しない、、」
機能性ディスペプシアは原因不明なので薬では根本的に解決しない事がほとんどです。
今回は機能性ディスペプシアの原因とお勧めの食事法に付いて解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいて食欲が無い時でも食べられる食事法を解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
機能性ディスペプシアの原因
機能性ディスペプシアは原因不明の胃もたれや胃痛などの症状を起こし、胃が十分に働かないことで食べたものをスムーズに小腸に運べない事で起こります。
胃酸過多の場合だと逆流したり胃炎が起きたりするので検査で異常が見つかるので、機能性ディスペプシアの原因にはなりません。
精神的ストレスや過労などが原因で胃の機能が低下していると、検査で異常が見つからずに機能性ディスペプシアと言われるのです。
胃の機能低下を放っておくと食事の消化吸収が不十分となり、消化不良を起こして下痢や便秘の原因にもなります。
また、消化吸収が不十分だと栄養不足の状態となり強い倦怠感に襲われ精神的にも弱ってきます。
心身ともに弱る事で余計にストレスに弱くなると、機能性ディスペプシアが悪化する悪循環に陥ります。
吸収率の高い物を選ぶ
胃の機能が低下している時でも身体は栄養を必要としているので、身体に負担をかけずに栄養を摂取する必要があります。
サプリなどで補う方法もありますが、東洋医学ではきちんと噛んで食事をして胃腸に適度な刺激を与えることが健康には必要と考えています。
消化にかかるエネルギーは摂取カロリーの5~30%と大きくばらつきがあり、食べる栄養素によって消費するエネルギーが違う事を考えて食事をする必要があります。
一般的に消費するエネルギーはタンパク質が約30%で最も高く、糖質は約6%で脂質は約4%とかなり少なくなります。
そのため、消費するエネルギー量を減らすためにはタンパク質を消化しやすい様に工夫する必要があるのです。
和食のバランスなら消化にかかるエネルギーは約10%程度と見積もられており、吸収率では炭水化物が最も高く脂質、タンパク質の順になります。
食欲が無い時の対処法
基本的には食欲のない時には無理に食べる必要はなく、消化にかかるエネルギーを減らせば自然と身体は機能回復を始めます。
適度な断食は胃の機能を回復させますが、連日になると栄養不足となるので注意が必要です。
食欲が無い時でも口にしやすいのが消化しやすいもので、消化しやすさは食べたものが胃から小腸に通過する時間で計ります。
通過時間から計算すると果物や野菜ジュースなとが最も消化吸収しやすく、穀類やナッツ類などは消化に時間がかかります。
そして動物性たんぱく質を含む卵や魚は比較的に消化が早いのに対して、肉類は脂質が増えた分だけ消化が遅くなります。
それらを踏まえて食欲の無い時の食事を選ぶなら、果物や野菜ジュースに卵や魚などを一緒に煮込んだお粥がお勧めとなります。
しっかりと火を通すことでタンパク質も炭水化物も消化されやすくなり、胃を温めることで消化機能も高まるので実践してみて下さい。
まとめ
機能性ディスペプシアは胃の機能低下です。
胃の機能が低下しても消化しやすい食事で栄養を摂取する必要があります。
消化しやすい食事なら卵や魚などを入れて火を通したお粥がお勧めです。
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