呼吸器疾患を起こす肺活量の低下を解消するには

気が付いたら呼吸が浅くなっていませんか?

「疲れやすくなった」

「身体の動きが悪い」

「咳がよく出る」

こんな症状は肺活量の低下から起こります。

今回は肺活量が低下して呼吸が浅くなる原因と対処法について解説します。

当院は東洋医学の理論に基づいて肺活量の高め方を解説するので、良かったら最後までお付き合いください。

肺活量が少ない人の特徴

肺活量とは大きく息をすってから吐き出せる空気の量になり、肺活量が少ない人は呼吸困難に陥りやすくなります。

また、肺活量が少ない人は酸素不足を起こしやすく、酸素不足は運動能力の低下や疲労感を感じやすくなったり免疫力の低下を引き起こしたりします

結果として、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や喘息などの呼吸器疾患のリスクが増加する可能性があるのです。

特に加齢に伴い肺の柔軟性は低下して肺が動きにくくなり、肺を囲む肋骨などの胸郭が硬くなる事で肺活量は低下します。

さらに呼吸筋と呼ばれる横隔膜や肋間筋の筋力が低下すると、肺を囲んでいる毛細血管の数も減って酸素が取り込みにくくなります。

酸素を取り込めない事で持久力が減少したり、呼吸器疾患に加えて心疾患などのリスクも高くなります

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高齢者の肺活量

肺活量の低下は加齢に伴い顕著になるので、誤嚥の原因となり窒息が起こりやすく肺炎の原因ともなります。

結果として筋肉や臓器が本来の働きを発揮できなくなるので、心疾患や脳卒中などのリスクも高まります。

東洋医学では肺の機能が低下する原因は乾燥としており、身体を潤すことが肺の機能を高めると考えています

加齢に伴い筋肉量が減少すると身体の保水力は低下し、若い時よりもこまめな水分補給が必要となります。

ですが、運動不足な人ほど水分不足に鈍感となっているので、意識して水分を補給する必要があるのです。

つまり肺の機能を維持するには、こまめな水分補給と筋肉量を維持するための適度な運動が必須となります

肺活量を増やすスマート筋トレ

80歳頃になると30歳頃と比べて肺活量は約40~50%に低下すると言われます。

運動をしようと思っても肺活量が十分でないと動きにくく疲労しやすくなるので、まずは呼吸法で深い呼吸が出来るようにしましょう。

やり方)

  1. 大きく息を吸って3秒止め
  2. 大きく息を吐いて3秒止める

これを繰り返して計5回ほど深呼吸をしましょう。

無理のない範囲で構わないので、背筋を伸ばして吸った息を肺の下に送るようにイメージして行いましょう。

イメージして行えば横隔膜を押し下げることが可能で、横隔膜の動きが高まるほどに酸素を取り込みやすくなります

持久力を高めて運動しやすい身体を作るためにも、まずは呼吸法で肺活量を増やして酸素を取り込みやすくすることが呼吸器疾患の予防につながります。

まとめ

加齢に伴い肺活量は減少して呼吸器疾患のリスクは高まります。

肺活量が減少する原因の一つに乾燥があるので運動と水分補給が大切です。

運動するには酸素を取り込める量を増やす必要があるので、呼吸法で横隔膜の動きを高めましょう。

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