身体のバランスが気になりませんか?
「見た目から身体が歪んでいる」
「腰が痛みやすい」
「身体が硬い」
こんな症状を感じている人は機能性側弯症の可能性があります。
今回は機能性側弯症の解消法について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいて機能性側弯症の解消法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
側弯症の原因となる背骨の構造
背骨とは頭部から骨盤をつなぐ椎骨と呼ばれる骨が重なっている構造で、首が頚椎(けいつい)と呼ばれ肋骨が付いているの部分胸椎(きょうつい)、肋骨が無く骨盤とつながっている部分が腰椎(ようつい)となります。
骨盤も癒合していますが仙骨(せんこつ)や尾骨(びこつ)と呼ばれる椎骨で、骨盤の一部分を形成しています。
正面から見ると一直線の状態ですが、直立した状態で横から見るとゆるやかなS字状のカーブを描いており頭部を支えるのに最も適した形になっています。
背骨の主な役割は身体を支えながら動かすことと、背骨の中を通っている神経を守ることです。
背骨は協力して動き回旋の動作では最大で90°程とされますが、頚椎が50°ほどで胸椎が35°ほど、腰椎は5°ほどしか動いていません。
また、胸椎と腰椎の主な運動は前屈と後屈になり、両方が協力して前屈は45度ほどで後屈は30度ほど動きますが最近では硬い人が目立ちます。
機能性側弯症とは
背骨の動きが硬い人ほど機能性側弯症を起こしやすく、見た目の歪みが目立ち直立の姿勢で肩の高さや骨盤の高さに左右差があり前屈や後屈をした時にも不自然な歪みが多くあります。
多くの場合は背骨自体には原因がない機能性側弯症で、骨盤の傾きを整えるだけでも正常な背骨の状態に戻ります。
側弯症には先天的なものや病気によるものもありますが、全体の60~70%が原因不明とされ子供の時に急に起こる特発性と呼ばれるものもあります。
また、大人になってから起こる変性側弯症は主に加齢による骨の変形が原因となります。
腰痛を放置している内に組織が変形し、神経を圧迫する事で下肢の痛みや筋力低下などの神経症状が現れる事もあります。
こういった機能性側弯症を予防するには背骨の柔軟性を確保する事が必要で、東洋医学では身体のバランスをとる事を勧めています。
背骨を柔らかくする体操
東洋医学では脱力を重視しており、背骨の柔軟性を確保する最も手軽な方法が背骨揺らしです。
ストレッチなどで強い力をかけるよりも、弱い力の方が奥の筋肉まで届きやすく歪みを解消してバランスを高めるのに役立ちます。
うつ伏せになってお尻をユラユラ揺らすだけでも背骨に振動が伝わり、少しずつでも硬さがとれる事で機能性側弯症は解消されるのです。
やり方)
- お腹の下に枕を挟んでうつ伏せになる
- お尻を左右に揺らす
- 力を入れずに3分程続ける
たったこれだけの体操ですが硬くなった背骨の筋肉は緩み、筋肉が緩むことで背骨は本来の位置に戻りやすくなります。
大切なのは力を抜いてリラックスして行う事で、速すぎず力を入れ過ぎない事がポイントなので気持ちいいくらいに行いましょう。
まとめ
背骨は可動域を確保する事が重要です。
側弯症の多くは原因不明とされますが、背骨が原因ではなない場合が多くあります。
背骨揺らしは柔軟性を高めてバランスをとるのに効果的なのです。
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