トイレに行く回数が人より多くありませんか?
「夜中にトイレに起きてしまう」
「トイレに行ってもすぐに行きたくなる」
「毎回、大量の尿が出る」
こんな症状が頻尿とされます。
こちらでは頻尿になる原因と東洋医学から見た対処法について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいて頻尿の対処法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
頻尿とは
頻尿は尿の回数が多い状態で起床から就寝までにトイレに8回以上も行く事が基準とされ、最近では頻尿に悩む20~30代も増えているとの事です。
本来であれば一回のトイレで排尿する時間は21秒ほどで尿量は300~400㎖とされますが、時間が長くて量が多い場合は膀胱や腎臓にトラブルを抱えている可能性があります。
本来なら40代以降の女性に多く見られる症状ですが、最近では男性にも多く芸人の吉村崇さんやカズレーザーさんも悩んでいるとの事です。
加齢に伴い女性は頻尿になりやすいのですが、最近では男性にも増えているのが特徴です。
データから見ると20~30代でも15人に1人が頻尿で、60歳を超えると3人に1人が頻尿に悩んでいるということが分かりました。
また、場合によっては尿漏れの悩みも抱えている人も多くいます。
東洋医学から見た頻尿
東洋医学から見ると頻尿の主な原因は腎機能が低下した腎虚で、腎機能の低下から老廃物のろ過量と水分の再吸収量が低下している状態です。
また、腎機能が低下すると体温を調節する機能も低下し、寒がりになったり暑がりになったりします。
腎機能が低下する原因は動脈硬化などによる高血圧なので、高血糖や塩分過多に運動不足やストレスなどが関わってきます。
腎機能が低下すると自律神経も乱れるので、身体は浮腫みやすくなり冷え性の人が目立ちます。
また、老化や慢性疾患により代謝が低下して身体が冷えていると、腎臓への血流量が低下するので余計に腎機能が低下します。
そのため、身体を動かして血流を高めて温める事は重要になります。
腎機能を高めるには
腎機能を高めて腎虚を解消するのに必要なのは、血圧を安定させる事と血流を高める事です。
そこで必要になってくるのが血糖値をコントロールする野菜で、薬膳では補腎の効能を持っている食材です。
腎機能とは老廃物のろ過と水分の再吸収で、ろ過と再吸収を高めるのが枝豆やキャベツ、山芋などの食材になります。
また血流量を増やすには身体を温める必要があり、薬膳の食材では温補腎陽の作用を持つ食材になります。
海老やニラ、豚肉などが温補腎陽の食材で、身体が冷えて腎機能が低下している人にお勧めです。
基本的に腎機能が低下するのは加齢や慢性疾患がある高齢者なら補腎補気の食材で、身体が冷えて腎機能が低下している若者には温補腎陽の食材を用います。
腎機能が高まれば頻尿は解消されるようになります。
まとめ
現代人は頻尿に悩まされる人が増えています。
多くの場合は腎機能の低下が潜んでいます。
頻尿のように骨盤底筋が原因の場合は、骨盤底筋と連動して動く筋肉を鍛えることも重要なのです。