「何だか身体がだるい」
「微熱がずっと続いている」
「意欲が湧かない」
こんな悩みを抱えていませんか?
これらの症状は自律神経の乱れで起こります。
こちらでは自律神経が乱れる原因と整える方法について書いています。
自律神経が乱れる原因
自律神経が乱れる原因の一つに呼吸があります。
呼吸は酸素を吸って二酸化炭素を吐くための動作ですが、呼吸が浅く多くなると自律神経は乱れます。
普段から呼吸の回数が適正な人は安静状態であれば40秒以上は息を止めることが可能ですが、現代人の多くは10秒未満で息苦しさを感じます。
本来なら人間の呼吸回数は1分間に15回前後と言われますが、現代人の多くが18~20回以上も呼吸しているというのが現状です。
試しに息を止めて10秒未満で息を吸いたいと感じるようなら普段から呼吸回数がとても多いと言えます。
呼吸回数が多いと身体が酸素不足になっていて自律神経が乱れている可能性が高いのです。
呼吸の自律神経への影響
呼吸は息を吸う時に交感神経が優位となり、息を吐く時に副交感神経が優位となります。
ですが浅い呼吸では息を吸う方が多くなり交感神経が優位となり、交感神経が優位だと身体は興奮するので余計に呼吸が浅くなる悪循環です。
だから副交感神経を優位にするためにも大きく息を吐きましょう。
交感神経優位の状態が続くと、
- 内臓の機能が低下する
- 活性酸素が発生しやすくなる
- 免疫力が低下する
などの弊害が起こります。
またエネルギーを作ったり老廃物を排泄したりする機能も低下するので様々な不調に悩まされるようになります。
呼吸で自律神経を整えるには
息が吐き切れない人は横隔膜と呼ばれる呼吸のために必要な筋肉も硬くなっています。
呼吸をするための主要な筋肉である横隔膜の柔軟性が低下していると、横隔膜以外の呼吸に必要な筋肉に頼るので身体の負担が増えて首や肩が凝りやすくなります。
そのため横隔膜の柔軟性を高めて呼吸しやすい身体を作る事が大切です。
やり方)
- 両手を伸ばして土下座の姿勢になる
- ゆっくり息を吐きながら肩回りや背中を伸ばす
- 吸う時に背中を丸めて吐く時に両手を遠くへ伸ばす
寝る前に行う事で睡眠の質を高める効果もあります。
普段から朝晩と繰り返しておくと徐々に呼吸が深くなっていき自律神経が整います。
自律神経が整うことで、さらに呼吸がしやすくなる好循環が生まれるのです。
まとめ
呼吸が浅くて多いと自律神経が乱れる原因となります。
深い呼吸が出来ないと身体の機能は低下して様々な不調に見舞われます。
大切なのは横隔膜の働きを高めて深い呼吸をすることです。