「何も食べたくない」
「食べてないのに吐き気がする」
「お酒を抜いても回復しない」
こんな悩みを抱えていませんか?
二日酔いによる吐き気は辛いものです。
こちらでは、二日酔いに対する東洋医学からの観点と対処法について書いています。
なぜ二日酔いが起こるのか?
二日酔いによる胸やけ、吐き気、消化不良は胃腸炎を起こしている状態に似ています。
胃腸炎は本来ならウィルスなどで起こりますが、アルコールによって胃の粘膜が荒れると胃腸炎が起こるのです。
過度のアルコール以外にも、消化の悪い揚げ物などが続けば胃腸はどんどんと弱っていきます。
吐き気が収まらないようだと胃の粘膜は荒れている可能性が高いと言えるのです。
試しにみぞおちを押してみて、痛みが不快感や痛みがある場合は胃が弱っています。
胃が弱っていると身体は浮腫んでおり、浮腫んでいると回復力が低下するのでなかなか元気になれません。
大切なのは炎症を鎮めて身体の浮腫みを解消することです。
そんな時は白湯を飲んで絶食をするのが基本ですが、ずっと食べないでいると体力が落ちてくるので食べられるもので体力を回復させましょう。
また、食べるときは消化を促し身体の負担を減らしてくれるものを選ぶのが基本です。
胃腸炎の薬膳
胃腸炎を起こしている時に食べるなら基本はお粥かうどんです。
今回は消化に良いうどんを紹介します。
うどんを食べる時に大根おろしを乗せると一段と消化しやすくなります。
大根おろしにはビタミンUと呼ばれる胃の粘膜を回復させる栄養と、消化を促すジアスターゼという酵素が含まれています。
薬膳から見ても、大根に炎症を鎮めて浮腫みを解消し身体にエネルギーを巡らせる効果があるのです。
うどんはスープも飲んでしまってもラーメンほど塩分過多にはならないので、最後まで飲んだ方が栄養を余すことなくいただけます。
まとめ
忘年会の後に吐き気が続くときは胃腸炎の疑いがあります。
胃腸炎になると身体はむくんで回復力が低下しているので絶食だけではなかなか治りません。
おろしうどんのように胃の粘膜を回復させて消化に良いものを食べる方が胃腸は回復しやすくなります。