便が思うように出ない。
下腹が張って身体が重く感じる。
イライラするし情緒不安定になる。
こんな便秘で悩んでいませんか?
便秘とは言っても原因はいくつかあります。
こちらでは、便秘の原因と解消のためのスマート筋トレについて解説します。
なぜ便秘になるのか?
便秘の原因は主に大腸の内側と外側にあります。
内側とは腸内環境で、腸内環境を整えることで解消されます。
⇒腸内環境を整えたい方はこちら
今回は、外側の問題に焦点を当てていきます。
外側の問題とは大腸の筋肉で、大腸の便を押し出す筋肉が動けていない状態を解消します。
便秘の人の多くは大腸の筋肉が弱く便を押し出せません。
加齢による便秘も大腸の筋肉の弱りがきっかけとなります。
だから排便を促すには大腸の筋肉に刺激を入れることが必要となります。
便秘を解消するポイント
便秘を解消するには大腸の筋肉を鍛える必要があります。
世の中には大腸を揉むことで排便を促す方法が多くありますが、大切なのは大腸の筋肉が硬くならないようにすることです。
大腸の筋肉が硬くなる原因は、大腸を囲っている骨盤周りの筋肉や腹筋の動きが悪いからです。
だから大腸を囲っている筋肉に刺激を入れて動きを良くすれば、大腸の筋肉は硬くならずに機能が低下しなくなるのです。
筋肉に刺激を入れるとは言っても、筋トレをするわけではありません。
筋肉を伸ばしたり縮ませたりして脱力させるスマート筋トレが大切なのです。
解消のためのスマート筋トレ
加齢による便秘を解消するには大腸の筋肉を刺激することが大切です。
大腸の筋肉はマッサージしても良いのですが、再発まで防ごうと思えば大腸周りの筋肉を動かすのが効果的です。
まずは、足上げをすることで大腸の後ろを通る腸腰筋を刺激します。
- 足を肩幅に開きます
- 背筋を伸ばして股関節が90度になるくらいに持ち上げます
- そのまま足踏みを左右15回ずつ行います
次は前屈ひねりをおこないます。
- 足を肩幅より広く開きます
- 上半身を倒して右手を左足のつま先に伸ばします
- 逆も同様に行います
- そして上半身を起こして両腕を開いてお腹を伸ばします
- この体操を10回ほど行い腹筋を刺激します
最後は呼吸を行います。
- 両足は肩幅に開いて立ちます
- 両腕を大きく広げてお腹を膨らませながら息を吸います
- お腹を思いっきり凹ませてから両腕をお腹の前で交差して息を吐ききりましょう
- 息を最後まで吐いて横隔膜を動かして上から大腸を刺激します
- 10回ほど行いましょう
これらの体操を順に行うことで大腸を上下や前後から刺激することが可能です。
大腸周りの筋肉を刺激することで、大腸が便を押し出す力が強くなって便秘の解消につながります。
まとめ
加齢に伴い大腸の筋力は低下して便を押し出す力が弱まります。
若くても痩せ型の人は同様の原因で便秘のことが多くあります。
そんな便秘を根本的に解決するには、普段から大腸の筋肉を刺激するのが有効です。