リウマチは身体に炎症が起こるから症状が悪化します。
ですが炎症は誰にでも起こるもので、炎症の数値はリウマチでなくても上がります。
今回、紹介するのはリウマチの数値は高くないけどリウマチのような症状が出ている人に多い原因です。
高脂肪食の問題点
エンドトキシンという名前はご存知でしょうか?
エンドトキシンは内毒素とも呼ばれ、身体の炎症を引き起こす成分です。
このエンドトキシンは、実に多くの細菌に含まれています。
そのため少量であれば問題にはなりません。
むしろ少量であれば、マクロファージなどの免疫力を活性化する作用が確認されています。
身体には薬も毒も量を調節すれば有用なものになるのです。
ところが食べ物や飲み物には大量のエンドトキシンを食べています。
それでも内臓の状態が良ければ問題にはなりません。
通常であれば、身体に取り込まれたエンドトキシンは肝臓で分解されます。
そのため、
- 肝臓の機能低下
- エンドトキシンが過剰
な状態の時に身体には炎症が起きやすくなるのです。
リウマチによる炎症も、このエンドトキシンが処理しきれなかった人に起こると考えられています。
もちろんリウマチ因子などの影響もありますが、RFなどの数値は低いけどCRPの数値が高く肝臓の機能低下がある人はエンドトキシンが原因で炎症が起こっていると考えられます。
そしてエンドトキシンを大量に含む食事は油脂を多く含む高脂肪食です。
肝臓の機能を高めよう
高脂肪食とは、
- 揚げ物
- 脂身が多い肉類
- バター
などを多く使った食品になります。
これらの油分は、分解に使うエネルギーが多いので肝臓への負担が大きくなります。
そして肝臓の脂質の処理能力を超えると、脂肪肝となり肝臓の機能が低下します。
ここで摂取しておきたいのがビフィズス菌です。
ビフィズス菌などを摂取すると、肝臓におけるナチュラルキラーT細胞を活性化させ脂肪肝を解消します。
ビフィズス菌は、オリゴ糖をエサにして増えます。
そのためオリゴ糖を多く含む
- 大豆
- ゴボウ
- アスパラガス
- タマネギ
- バナナ
などを多く摂ることが効果的です。
普段からビフィズス菌が必要と言われるのは、腸内環境の問題だけでなく肝臓の機能も高めるからです。
リウマチを予防するには高脂肪食は控えよう!
現代の食事では脂肪が多くなりがちです。
リウマチの原因は一つとは限りませんが、食生活が原因の人も多くいます。
それだけに量を控えるのはもちろん、身体の機能を高めるビフィズス菌を摂るのも大切です。