「めまいがよく起こる」
「耳鳴りが増えた」
「筋肉がつりやすい」
こんな悩みを抱えていませんか?
これらは血虚の状態で起こる症状です。
こちらでは血虚になる原因と対処法について書いています。
血虚(けっきょ)とは
血虚とは身体が動くために必要な栄養を含んだ血液が十分に送られていない状態です。
血(栄養)とは
- 食事から得られた栄養
- 体内で作られたホルモンやたんぱく質
- 呼吸で取り入れた酸素
などになります。
血虚は大きく分けて二つで、心血虚と肝血虚の二種類となります。
血虚とは血(栄養)が不足した状態で、心血虚であれば主に脳の血液不足で肝血虚であれば筋肉や内臓の血液不足です。
血液を送るのは心臓で内臓のエネルギーを造るのは肝臓なので、他の臓器よりもよく働き血液の消費も激しいのが特徴です。
血虚の原因
血虚になるという事は、
- 血(栄養)の補給が不足している
- 血(栄養)の消費が多い
のいずれかの原因が考えられます。
血の補給が不足するのは食事が偏っていて必要な栄養が不足しているか、脾気虚(ひききょ)の状態で栄養の吸収が不十分な可能性があります。
そのため胃腸が弱い気虚の人は血虚にもなりやすいのです。
血の消費が激しくなるのは過労や睡眠不足に加えて女性の場合は生理もあります。
血虚を解消するためには
血に関わりの深い肝臓と心臓が休めるのは睡眠時だけなので、睡眠不足は最も血虚の原因となります。
睡眠不足だと胃腸の機能が低下するので、血の補給が少ない上に消費も激しい状態なのです。
また過度の運動も血の消費を大きくするので、血虚の解消には適度な休息とバランスのとれた食事が基本となります。
貧血と血虚は同じではありませんが、大人になってからの貧血は血虚が原因の場合も多くあります。
血の消費の原因に消化エネルギーもあるので、暴飲暴食により消化エネルギーが増大すると血虚の原因となります。
そのため血虚の解消には糖質と脂質・タンパク質に加えてビタミンや消化酵素なども意識して適量を食べることが大切です。
ビタミンと消化酵素が豊富な野菜はキャベツや大根、玉ねぎ、ブロッコリーなどがあり、これらは肝臓を元気にするアミノ酸であるグルタミン酸も豊富です。
まとめ
血虚とは脳や内臓、筋肉などを動かす栄養が不足している状態です。
栄養が不足する一番の原因は消費が激しく補給が減ってします睡眠不足です。
血虚の解消に大切なのは消費を減らしてバランスよく補給を増やすことです。