「胃もたれが増えた」
「腹痛がする」
「薬を飲んでも治らない、、」
こんな悩みを抱えていませんか?
薬を飲んでも治らない腹痛などは機能性ディスペプシアと呼ばれます。
こちらでは、機能性ディスペプシアが薬で治りにくい理由と対処法について書いています。
なぜ機能性ディスペプシアは薬で治りにくいのか
機能性ディスペプシアとされる症状には、
- みぞおちの痛み
- 胃もたれ感
- 早期満腹感
などがあります。
加えて病院の検査では異常が見つけられない時に機能性ディスペプシアと言われます。
ここで問題となるのが原因が分かっていないのに薬を処方されるという事です。
薬というのは原因となっている状態を解決するために処方されるものなので、原因不明のままでは問題の解決にはならないのです。
もちろん、たまたま効果が出る場合もありますが、基本的には薬は原因が分からずに飲むものではありません。
そのため、薬を始めて数週間で良くなる人がいても、再発を繰り返して何年も通院するという事態に陥るのです。
機能性ディスペプシアの対処法
東洋医学では機能性ディスペプシアを脾気虚(ひききょ)と考えています。
脾気虚とは消化器系の機能が低下した状態で、機能低下の原因を血流の不足と考えています。
そして血流が不足するのは腹筋への刺激が不足しているからと考えるので、機能性ディスペプシアを解消するには腹筋に刺激を入れるのが有効と考えます。
腹筋に刺激を入れるには腹式呼吸が大切です。
腹式呼吸を行えば、お腹を凹ませたり膨らませたりすることで腹部の内臓を刺激です。
やり方)
骨盤を起こして座り胸を張りましょう。
- 息を吸いながらお腹を膨らませる
- 息を吐きながらお腹を凹ませる
これを繰り返すだけですが、吸う時よりも吐くときが長くなるように心がけましょう。
大切なのは内臓を刺激するようにお腹を可能な限り凹ませることです。
これは腹横筋と呼ばれるコルセット状の筋肉を刺激するので、腰痛の予防や解消にも役立ちます。
基本的に機能性ディスペプシアを起こす人は腹横筋の動きが悪いことが多いので、普段からしっかりと腹横筋を刺激することが機能性ディスペプシアを解消する近道です。
まとめ
機能性ディスペプシアを解消するには薬では不十分なことが多くあります。
原因不明の状態では効果的な薬を判断できないからです。
東洋医学の考え方に基づけば、消化器系の機能を高めるために腹式呼吸で血流を良くすることが機能性ディスペプシアを解消する近道です。