食べ過ぎで弱った消化器系を元気にするには

食べ過ぎた後に身体がだるくなっていませんか?

「食べ過ぎると動けない」

「いつも身体がだるい」

「お腹いっぱいに食べてしまう」

こんな事が続いているなら消化器系が弱っているかもしれません。

今回のブログを見れば消化器系が弱る原因と、解消のためのストレッチと薬膳が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

食べ過ぎによる浮腫みは脾の弱り

東洋医学では消化器系の事を脾と呼んでおり、脾が弱ると身体がむくみ倦怠感が出ると考えています。

身体がむくむ主な原因は食べ過ぎで、一度に多くの食事を食べる事で胃に食べ物が停滞する事が原因となります

食べた物は順番に小腸へと運ばれますが、許容量を超えていると一時的に胃の中に留まる事になります。

胃の中に留まる事で血液やリンパの流れに悪い影響を与え、結果として身体は浮腫みやすくなります。

また、浮腫んでいる人は消化液の分泌も悪い傾向にあるので、消化器系の負担が増えて弱りやすくなるのです。

そのため、食事の量を減らすのも大切ですが、リンパや血液など全身の巡りを高める事も消化器系には必要になります

経絡ストレッチ

全身の巡りを高める効果があるのが経絡ストレッチで、中でも脾が通るラインをストレッチする事で消化器系の機能を高める事が出来ます。

脾のツボが通るラインを脾経と呼び、足の親指から始まり足の内側を通ってお腹の外側まで続いています

まずはあぐらで足裏を合わせてみて、膝が浮く人は膝を床に押し付けるように10回ほど動かしてからグーっと10秒ほど伸ばします。

膝が浮かない人は足裏を合わせてかかとを股関節に近づけ、背筋を伸ばした状態で上半身を前に10回ほど動かしてからグーっと10秒ほど倒しましょう。

次はヨガのアシカのポーズで下腹部から股関節の前面を伸ばす事で脾経を刺激します

うつぶせの状態で両手を胸の横で床につき、上半身を10回ほど反らしてからグーっと10秒ほど大きく伸ばしましょう。

老廃物を含む余分な水を出す食材

老廃物を排泄して脾の機能を高めるのに効果的な食材は夏野菜が多く、その中でもキュウリやスイカ、トウモロコシやナスは水滞の解消に役立ちます

最近では水滞は水毒とも呼ばれ、デトックスの重要性が取り上げられています。

他にもワカメや昆布などの海藻類や小豆などにも水滞を解消する作用があり、身近な飲み物ではコーヒーが役立ちます。

ですが、身体を冷やし過ぎると余計に水滞は悪化するので、基本的には温かい食事や飲み物でとるのがお勧めです。

また、生姜やシナモン、八角などの身体を温める作用のあるスパイスを用いるのも効果的です。

あとはハトムギ茶やドクダミ茶、ルイボスティーに黒豆茶などは利尿作用の高さからデトックスティーとしても注目されています

まとめ

食べ過ぎは胃の中で停滞を招いて機能を低下させ身体を浮腫ませます。

解消するには脾経のストレッチがお勧めです。

また、水滞を解消する食材を摂るのも脾の機能を高めるのに役立ちます。

⇒体質から変える!大阪市北区で東洋医学の整体が受けられます

祝日はお休みです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。