「秋になって喉が痛む」
「頭痛もする」
「朝から頭が痛いと気が滅入る、、」
こんな悩みを抱えていませんか?
秋に増える頭痛の多くは痰飲が原因です。
こちらでは痰飲が起こる原因と東洋医学から見た対処法について書いています。
痰飲とは
東洋医学では、痰が溜まる部位では炎症が起こりやすいとしています。
痰(たん)とは体内に異常な粘液や痰のような分泌物が蓄積している状態で、滞留した部分は腫れたり痛んだりします。
要は身体が浮腫んでいる状態で、浮腫みが全身の場合は痰湿(たんしつ)として場所が限定的な場合を痰飲(たんいん)と表現します。
秋の乾燥した空気は喉を傷めやすく、痰飲が喉や気管支に過剰に蓄積すれば咳や喉の痛みなどを引き起こします。
そして喉で痰飲が起これば頭でも起こりやすくなり頭痛へとつながります。
そのため、普段から喘息気味の人ほど秋は頭痛が起こりやすくなるのです。
プチ断食の推奨
痰飲の原因はさまざまで、湿度、気温、食事、生活習慣などが関与します。
痰は食べ過ぎでも起こるので、消化不良を解消すると解消される場合もあります。
基本的には痰や粘液の生産過剰か排泄能力の低下が潜んでいますが、消化に関わるエネルギーを節約することは身体の機能を向上させ解消に役立ちます。
特定の原因に対して断食が有効である場合もありますが、原因によっては断食が効果的でないこともあります。
最近になって注目されているのがファスティング・ミミッキング・ダイエット(FMD)です。
FMDとは、普段よりもカロリー摂取を制限しながら身体に必要なビタミンやミネラルは摂取します。
基本は低タンパク質で低糖質・高脂質の食事をすることで疑似的な飢餓状態を作る方法です。
このFMDを定期的に続けると、代謝が改善され痰飲などの炎症の軽減につながるとされています。
おおまかには普段食べている食事カロリーを40%程度に抑え、その食事を1ヶ月に5日ほど続けます。
定期的に続けることで身体は生まれ変わって痰飲が解消されていくのです。
基本的に厳しいカロリー制限は必要なく、大まかにカロリーを半分以下に抑えれば効果が期待できるとのことです。
まとめ
秋の頭痛の原因の多くは痰飲です。
冷えて乾燥し出した空気が喉で痰飲を引き起こし、喉での痰飲がきっかけで頭痛が起こりやすくなります。
そんな痰飲を解消するのに効果的なのがFMDなので、普段から喉の周りが気になる人は試してみてください。