[kaiwa1]不眠症は国民病とも言われるほどに増えている疾患です。
最近では自覚がないままに不眠症になっている人も増えています。
今回は不眠症の原因と解消法について解説します[/kaiwa1]
不眠症とは
現代では不眠症に悩む人が多くいます。
ですが不眠には定義があり、単に睡眠時間が短い状態を指す言葉ではありません。
必要な睡眠時間には個人差があり、5時間も眠ったら十分という人もいれば8時間眠らないと辛いという人もいます。
そのため基本的に睡眠時間だけが不眠症の定義ではありません。
場合によっては8時間も眠っていても、睡眠の質が悪ければ不眠症と言われる事もあります。
不眠症と言われるのは、
- なかなか眠れない
- 夜中に何度も目が覚める
- 寝ても熟睡感がない
- 朝早くに起きてしま、そのあと眠れない
などの症状が3週間以上も続く場合には不眠症と言われます。
なかなか寝付けない状態は入眠障害と呼ばれて最も来院率が高いと言われますが、実際には不眠症の多くは夜中に何度も目が覚める中途覚醒です。
また年齢とともに朝早くに起きてしまう早朝覚醒も増えています。
不眠症の原因
不眠症になる原因には騒音や明るさ、気温や寝具の状態などの物理的な要因があります。
またカフェインやアルコールなどの自律神経に影響を与える成分などもあります。
そして最近ではストレスによる精神的な要因による不眠症が増えています。
不眠を伴う代表的な精神疾患にはうつ病や神経症があります。
現代の日本では成人の約20%が不眠を訴えているのです。
そのうちの6%ほどは寝酒や睡眠薬に依存している事も分かっています。
不眠症は10代のまでは稀で、20~30歳代から現れて中年以降で急激に増加し40~50歳代でピークを迎えます。
多くの場合で生活リズムの乱れやストレスなどが関連していると考えられています。
生活のリズムの乱れとは、仕事のある平日には朝早く起きるのに週末に寝過ごしたりする場合を指します。
また精神的なストレスが多いと首の筋肉が緊張しやすくなります。
他にも体質としてはストレートネックなどが原因となります。
ストレートネックになると寝ていても首の緊張がとれなくなります。
ストレートネックの問題点
ストレートネックになると首の筋肉が過緊張の状態になります。
そうなると寝ていても首の筋肉の緊張がとれなくなり、交感神経が優位な状態となるので深い睡眠を得られなくなります。
無呼吸症候群などの疾患の原因にストレートネックが潜んでいる場合もあります。
ストレートネックになる原因は長時間のパソコン作業やスマホの使い過ぎなどが挙げられます。
そのため普段からパソコン作業やスマホを使っている時間が多い人は首の筋肉を緩めておくことが大切です。
首の筋肉を緩めるには猿の体操が有効です。
首の筋肉を緩めるだけで副交感神経が優位となり深い睡眠を得ることが可能となります。
猿の体操とは肩を思いっきりすぼめる肩すぼめ体操とも言われます。
やり方)
- 軽く上を向く
- 肩をすぼめて5秒維持
- 一気に力を抜いて肩を落とす
この動作を繰り返します。
筋肉は緊張させた後は緩むという性質があるので、この筋肉の性質を利用して首肩の筋肉を緩めます。
やり過ぎると痛みが出るのでまずは軽めに力を入れて行いましょう。
[kaiwa1]不眠症に悩んでいる人は年々増えていると言われ、特に50歳からは増加傾向です。
精神的なストレスも大きな原因ですが、首肩の筋肉の緊張を緩められないことも大きな原因です。
だから猿の体操などできちんと筋肉を緩めてから布団に入りましょう[/kaiwa1]