身体の冷えの原因となる東洋医学の肺腎気虚とは

深呼吸は出来ていますか?

「気が付いたら呼吸が浅くなっている」

「深く息を吸いづらい」

「身体が冷えやすい」

こんな症状は肺腎気虚に陥っているかもしれません。

今回のブログを見れば肺腎気虚になる原因と解消のためのツボ押し体操が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

肺腎気虚(はいじんききょ)とは

肺腎気虚とは肺と腎の機能が低下した状態で、深い呼吸が出来ない腎不納気(じんふのうき)とも呼ばれます。

深い呼吸が出来ない原因の一つが副腎から分泌されるアドレナリンの不足で、アドレナリンが不足すると身体が冷えて呼吸がしづらくなります

肺が冷えて機能が低下すると深い呼吸が出来なくなると身体がさらに冷え、身体が冷える事で余計に腎の機能が低下する悪循環に陥っています。

この状態になると喘息や呼吸困難、息切れを起こしやすく、咳をすると尿が漏れて手足が冷えやすくなるなどの症状が現れます

さらに呼吸が浅くなることで血中の酸素濃度が低下すると腎機能は低下します。

そして腎機能が低下して身体に余分な水分が溜まると肺水腫の原因となり、余計に呼吸がしづらくなり腎不全のリスクも高まります。

呼吸と体温の関係

深呼吸をすると体温が上がるように身体は出来ており、鼻呼吸では体温が上がりますが口呼吸では体温が上がりません

そして呼吸数が増加すると身体の熱が放散され体温が下がるようになっているので、浅い呼吸を繰り返している人は身体が冷えやすくなるのです。

深呼吸は酸素を全身に行きわたらせるためなので、浅い呼吸だと慢性的に酸素不足となり代謝が低下することで身体はさらに冷えやすくなります。

また、鼻から吸った空気は温まってから肺に入りますが、口から吸った空気は冷たいせいで肺が冷えやすくなります。

肺は冷える事で機能が低下して肺気虚となりやすく、身体が冷える事で腎気虚となると余計に呼吸はしづらくなります

特に腎の機能低下は慢性的な冷えの原因となるので、腎の機能低下を招かないためにも深呼吸は重要になります。

ツボ押し体操

腎の機能を高めるには深呼吸が大切ですが、身体の動きが悪い人は深呼吸もしづらくなっています。

そこでお勧めなのが腎兪(じんゆ)というツボを押してから深呼吸をすることで、腎兪は基本的に身体を温めるのに役立つツボです

腎兪の場所はウエストの一番細いところの線上で、第2~3腰椎の間の外側で左右に指の幅2本分のところです。

大体おへその高さ位にあり、背骨の両側にあるので冷えている人は押すと気持ちいいツボの一つです

ゴルフボールのような丸くて硬いものを置いて、その上に10秒くらい寝ころぶのが簡単です。

人に押してもらっても効果があり、冷えが原因で起こる泌尿器疾患や婦人科疾患にも用いられます。

まとめ

肺腎気虚は身体が冷えて呼吸が浅くなっている状態です。

呼吸は深く鼻から吸わないと身体が冷えてしまいます。

深呼吸をしやすい身体を作るために腎兪を刺激してみて下さい。

⇒冷えからの解放!大阪市北区で東洋医学の整体が受けられます

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