指が冷えて痛むのは甲状腺の機能低下!?

冬の寒さが辛く感じていませんか?

「指先がジンジンする」

「指先が痛みやすい」

「冷えてパンパンになる」

こんな状態は甲状腺の機能が低下しているかもしれません。

今回のブログを見れば指先が冷える原因となる甲状腺の機能と、甲状腺の機能を高める食事が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

冷え性

指の腫れや痛みの原因は冷えも考えられ、寒い時期に寒い場所に長くいると血流が悪くなり腫れたり痛んだりします。

身体が冷えると腎臓の機能が低下し、腎機能の低下で身体は浮腫みやすくなり老廃物が身体に溜まります

指先に老廃物が溜まると指先の痛みや痺れを起こす事もあり、指の腫れや痛みは腎臓に負担がかかりやすい冬に起こりやすい症状です。

指先に老廃物が溜まると炎症が起こりやすくなるので、腱鞘炎やバネ指、手根管症候群などを発症しやすいのが特徴です。

冷えの症状はエストロゲンの分泌が低下する更年期に現れやすく、基礎代謝が低下する事で余計に冷えに弱くなります

さらに冷える事で筋肉も硬くなり、硬くなった筋肉や靭帯、腱などは損傷しやすくなります。

身体を温めるホルモン

身体を温めるホルモンにはエストロゲンに加えて甲状腺から分泌されるサイロキシンや、副腎髄質から分泌されるアドレナリンがあります。

サイロキシンは脈拍数や体温、自律神経などの働きを調節する作用があり、エネルギーの消費を一定に保つ事で体温を維持します

サイロキシンは細胞の新陳代謝を促進し脂肪や糖分を燃やしてエネルギーを作りますが、不足している人は外気温の影響を受けて冷えやすくなります。

アドレナリンは心拍数を高めて体温を上昇させますが、サイロキシンと比べて不足する事は多くありません。

ですが甲状腺は加齢に伴い機能が低下しやすくなるので、外気温への適応力が低下し冷えやすくなります

そのため、冬の寒さに負けないためには甲状腺の機能を高める事が大切になります。

甲状腺の薬膳

甲状腺ホルモンの生成に欠かせない栄養素がヨウ素で、多く含む食材には海藻類や魚介類などがあります

ヨウ素は摂り過ぎれば問題となる場合もありますが、日本人はヨウ素への耐性があるので摂り過ぎになる事は稀です。

むしろ、現代人は海藻類や魚介類の摂取量が減少傾向なので、意識的に海藻類や魚介類を食べるのはお勧めです。

海藻類はマグネシウムも多く含まれており、マグネシウムは硬くなった筋肉を緩めるのに効果のある栄養で損傷から守ってくれます。

東洋医学でも昆布やワカメは腎を補う食材とされ、魚介類でタンパク質を多く摂取する事は冷えて損傷した筋肉を修復するのにも効果的です

基本的にタンパク質は代謝を高めるのにも役立つので、冷えて指が痛みやすい人ほど意識して摂取するのが大切になります。

まとめ

指先の腫れや痛みは冷えからも起こります。

冷えやすい人は甲状腺の機能が低下している可能性があります。

甲状腺の機能を高めて身体を温めるのに効果的なのが海藻類と魚介類になります。

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