脊柱管狭窄症と変性側弯症の違いと対処法

年齢とともに身体の変化を感じていませんか?

「腰が痛みやすくなった」

「長い距離を歩けない」

「背が縮んだ」

こんな症状は背骨の歪みから起こります。

今回は背骨の歪みが起こる原因と対処法について解説します。

当院は東洋医学の理論に基づいて背骨の歪みを解消する方法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。

背骨の歪みはなぜ起こる

年齢が40~50代を過ぎてくると身体には加齢性の変化がおこり、筋肉量が減少したり内臓の機能が低下したりします。

さらに背骨のクッションとなる椎間板と呼ばれる軟骨が弱くなり、椎間板が潰れたり変形したりする事で背骨の変形が進みます

また、女性はエストロゲンの減少により骨粗しょう症が起こりやすくなり、圧迫骨折などの発生により背骨の歪みが起こる場合もあります。

加齢による変化の多くは保水力の減少であり、椎間板の水分が減少するとクッションとしての機能が果せなくなり潰れやすくなり身長が縮んだりもします。

椎間板が部分的にでも潰れてくると、周囲の関節や靱帯、筋肉に負担がかかり頚から腰にかけて痛みが出やすくなります

さらに進行すると背骨がずれたり変形したりすることで神経が圧迫され、しびれや麻痺など神経の症状を伴う脊柱管狭窄症になる事があるのです。

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脊柱管狭窄症と側弯症

椎間板の変形は脊柱管狭窄症だけでなく変性側弯症も起こす原因となり、狭窄症と側弯症は併発する事が多いのが特徴です。

脊柱管狭窄症による症状は腰から下半身にかけての痛みや痺れであることが多いのに対し、側弯症の症状は心肺や消化器など内臓の機能低下なども含みます

どちらの疾患も背部から腰部にかけて痛みや張りを感じますが、息切れが顕著になるのは側弯症になります。

高齢者で軽度の側弯症の人は多くいますが症状がひどい人は2~3%と言われるのに対し、狭窄症は高齢者になると10%ほどいると言われます。

狭窄症になると血流が悪くなることで余計に痺れやすくなり、生活習慣病などで血流が悪い人は余計に症状が酷く出ます。

こういった背骨の疾患は東洋医学では腎陰虚(じんいんきょ)と呼ばれ、身体の保水力が低下している事が何よりも問題だと考えています。

腎陰虚の解消

東洋医学における腎は水分や骨とも密接な関係があり、腎陰虚の解消が脊柱管狭窄症や変性側弯症の予防につながると考えています。

若い時は身体の水分が減少すると副腎からアルドステロンが分泌され、腎臓から分泌されるレニンや脳で分泌されるバゾプレッシンと協力して身体の水分を保持しています。

ですが加齢に伴い腎臓からのレニンの分泌が減少すると保水力が減少し、保水力の減少が椎間板の機能低下につながり背骨の変形を誘発するのです

そのため東洋医学では背骨の疾患を予防するには腎機能を高める事が重要と考え、腎臓病ではタンパク質を減らしますが薬膳では豚肉や卵などでタンパク質を摂取する事も推奨しています。

ホルモンや酵素の原料であるタンパク質の不足はレニンの分泌を低下させるので、貝類やエビなどの海産物も適量に食べて水分の補給をこまめに行う事を勧めています

また、腎臓機能を高めるには有酸素運動や筋力トレーニングが有効なので、ウォーキングや片足立ち、スクワットなどは大切です。

まとめ

40~50代から加齢性の背骨の変形が始まります。

椎間板の水分が減ると変形し狭窄症や側弯症を起こしやすくなるのです。

普段から水分を補給してタンパク質を摂取し有酸素運動を行えば腎機能は高められます。

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