頭痛が起こる原因と予防法を知りたくありませんか?
「雨の前は頭痛が辛い」
「急に起こるから困っている」
「年齢とともに酷くなってきた」
こんな悩みは身体の中に問題があります。
今回は年齢とともに起こりやすくなる頭痛の原因と解消法について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいて頭痛の解消法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
気滞による頭痛
頭痛の原因は大きく分ければ
- 筋肉の緊張
- 血管の拡張
- リンパの滞り
の3通りに分けられます。
これらを東洋医学で表現すると筋肉の緊張が気滞(きたい)であり、血管の拡張は血滞(けったい)となりリンパの滞りは水滞(すいたい)となります。
東洋医学では気血水が過不足なく流れていれば健康と考え、頭痛は主に気血水の滞りと捉え痛み方にも違いがあります。
気滞による頭痛はこめかみ辺りから頭頂部にかけて痛み、痛み方はキリキリと締め付けられるような感じがすると言われます。
加齢に伴い増えるのは気滞の頭痛で筋肉の緊張が緩まないために起こり、気滞を解消するには老廃物を流して適温を保つことが必要となります。
気滞が起こる原因
気滞が起こる原因としては気圧の変化があり、気圧の変化は自律神経が通る首の筋肉を緊張させます。
特に雨が降る前日など気圧が急激に下がるタイミングで気滞による頭痛は起こりやすいですが、人によっては雨の当日に痛む場合もあります。
また、過労や睡眠不足などで身体に老廃物が溜まっている時も気滞は起こりやすいので、普段から疲労が溜まっていると頭痛を感じやすくなります。
他にもデスクワークによる長時間の同じ姿勢は首の筋肉を緊張させ、運動不足だと筋肉が緩まないために気滞を起こしやすくなります。
若い時には平気だった人も加齢に伴い気滞は起こりやすくなり、特に女性は更年期の時期に気滞が最も起こりやすくなります。
睡眠時間も若い時は短くて平気だった人も、加齢に伴い疲れが残りやすくなると睡眠不足に弱くなる傾向にあります。
気滞による頭痛を解消するには
気滞は疲労が溜まって筋肉が緊張している時ほど起こりやすいので、まずは6~8時間の睡眠時間を確保する事が大切です。
筋肉の緊張は身体が冷えている時ほど起こりやすいので、寝る前に入浴をする習慣も気滞の解消に効果的です。
そして首の筋肉の緊張を緩めるには肩を動かすことが必要なので、朝にラジオ体操をしておくだけでも気滞は起こりにくくなります。
特に雨や台風の前は気圧の影響で首の筋肉が緊張しやすくなるので、意識して筋肉を温めたり肩を動かしたりして筋肉を緩めるようにしましょう。
他にも普段から30分以上のウォーキングをしている人は血流が高まり老廃物が溜まりにくくなるのでお勧めです。
ウォーキングの前後には水分補給も行っておくと、リンパの滞りも起こりにくくなり他の頭痛も予防できるので習慣にする事が大切です。
まとめ
東洋医学では加齢に伴い増えるのは筋肉が緊張する気滞による頭痛としています。
主に気圧の変化が気滞の原因となりますが、過労や運動不足も原因となります。
睡眠時間を確保して、水分補給を行い身体を温めて運動をする事が根本的な解決につながります。