ヘバーデン結節の本当の原因を知っていますか?
「老化だと言われた」
「痛み止めを渡される」
「テーピングやサポーターが効果があると言われた」
ヘバーデン結節が起こる人には内臓の問題が隠れています。
今回はヘバーデン結節の原因と対処法について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいてヘバーデン結節の対処法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
へバーデン結節とは
へバーデン結節とは指の一番先にある関節に起こる変形性の関節症で、進行性なので放っておくとどんどん関節は変形していきます。
さらに始めは人差し指や小指だけだったのが他の指にも広がっていきまますが、へバーデン結節の初期は痛みも腫れも軽いので放っておきがちです。
ですがへバーデン結節が起こる背景には腎機能の低下が隠れており、腎機能が低下している人は耐えられない痛みに襲われることもあります。
特に40歳以降の女性でストレスが多く交感神経が優位で、甘いものが好きで水分をあまりとらない人に多く見られます。
ストレスが多いと血流が悪くなり筋肉が緊張し、指先に老廃物が溜まりやすくなって指が腫れたり痛んだりします。
血流が悪いと血圧が高くなり、血圧が高い状態が長く続くと腎臓の負担となり腎機能が低下して老廃物が余計に溜まってしまいます。
東洋医学から見ると
東洋医学では関節などの骨の病気は腎が原因とし、ヘバーデン結節のような変形性関節症は腎機能の低下と考えています。
老化によって弱りやすいのは腎臓で、腎臓が弱ると骨は脆くなり変形しやすくなります。
腎機能の一つであるビタミンDの活性化が不足すると、カルシウムの吸収量が減って骨粗しょう症となり骨は変形しやすくなります。
ヘバーデン結節による骨の変形を予防する方法としては、活性型ビタミンDを不足させないために日光に当たることが大切です。
毎日30分くらい太陽の下でウォーキングを行うことで骨粗しょう症が予防できることが分かっています。
また、ウォーキングをする事は血流を高めて指先の老廃物を排泄するのにも役立ち、さらに食事を気をつけることで腎機能を高める事も可能です。
腎機能を高める薬膳
東洋医学では腎臓を強くするのは黒い食材としており、昆布や黒豆、黒ゴマなどを推奨しています。
栄養の面から見ても昆布にはカリウムに加えてアルギン酸と呼ばれる水溶性食物繊維を含んでおり、これらの栄養は血圧を下げて腎臓を助けることが分かっています。
黒豆にはカリウムにカルシウムやマグネシウムといったミネラルが豊富で、サポニンという成分が血液をサラサラにしてくれます。
黒ゴマに含まれるセサミンという成分も同様で、血圧を低下させる作用が確認されています。
そのため、これらの黒い食材は腎機能を高めてくれるので、後は水分補給を増やして尿から老廃物の排泄を促しましょう。
普段から体重の3%ほどの水分を補給して、太陽の下で30分くらいのウォーキングを続ける事はヘバーデン結節の予防として役立ってくれます。
まとめ
ヘバーデン結節の変形には腎機能の低下が隠されています。
東洋医学では骨の疾患は腎機能低下を疑います。
ウォーキングや黒い食材で腎機能を高める事がヘバーデン結節の予防に役立ちます。