「眠れない」
「寝方が分からない」
「朝方まで起きてしまう」
不眠症で悩む人は年々増えています。
若い時から不眠症の人もいますが、加齢に伴い不眠症になる人もいます。
今回は加齢に伴い不眠症になるメカニズムと東洋医学から見た対処法をご紹介します。
こちらのブログでは様々な不調を解消するのに必要なことを東洋医学の視点から解説しているので、良かったら最後までお付き合いください。
若い時から不眠の人もいる
ダウンタウンの松本さんは寝れないのが当たり前で、高校生くらいから朝まで起きているのが普通だとワイドナショーで明かしました。
20~30代から不眠症の人はいますが、年齢を重ねるごとに不眠症の疑いがある人は増えて60代以降では半数を超えると言われます。
特に50代以降から急激に不眠症に悩む人は増えて、現代では国民病とも言われます。
基本的に高齢になった時の生活習慣が問題となりますが、誰にでも起こる可能性があります。
日中の活動量が減ると睡眠のリズムが崩れやすく、エネルギーを消費しないと身体が睡眠を必要としなくなります。
そして睡眠サイクルをコントロールするメラトニンというホルモンは、高齢期になると分泌が減少することが分かっています。
東洋医学から見れば
眠れないという状態は、精神を鎮めるために必要な血液が脳に十分に届いていないと考えています。
東洋医学ではバランスを重視しているので、血液が十分にあっても流れが不十分なら不足すると考えます。
脳の血液が不足する原因には、血液量が不足する場合と脳への血液の流れが不十分な場合の二通りが考えられます。
若い時の不眠の多くは血液の消費が激しいために血液量が不足することが多いですが、加齢に伴い起こる不眠の多くは血液を脳に届けられないために起こります。
睡眠中は脳の血流量が増え、脳へと栄養が運ばれ老廃物は排出されることで熟睡につながります。
そんな脳への血流量は加齢とともに減少するので、深い眠りに入る事が困難になってくるのです。
熟睡するには
基本的に加齢に伴う不眠症は脳に血液を運ぶ力が弱まっているために起こります。
脳に血液を運ぶにはエネルギーが必要なので、身体が冷えすぎていると上手く脳に血液を運べません。
加齢に伴い身体は冷えやすくなるので、身体を温めるために昼間のうちに運動して代謝を高める事が必要になります。
また、身体を冷やす習慣を改める必要があるので、冷たい物の飲み過ぎや過度な冷房は控える必要があります。
身体が暑くなっていれば冷やすことも必要ですが、すでに冷えているならそれ以上に身体を冷やすのは熟睡の妨げになります。
また、キュウリやトマトなどの夏野菜や、メロンやスイカなどの夏の果物の摂取は身体を冷やすのでほどほどにしましょう。
就寝の90分前くらいには40度くらいのぬるま湯に浸かっておくことも熟睡を促します。
寝る直前までは部屋を冷やすのも良いですが、朝方にはタイマーで切れるようにセットしておくのがお勧めです。
普段から身体を温める機会を作っておくことが、年を重ねても不眠症に悩まない秘訣となります。
まとめ
加齢に伴い不眠症になる人は増えていきます。
原因は脳に十分な血液を送れないために起こります。
脳に十分な血液を送るためには、日中に身体を動かして温めて夜に冷やし過ぎない事が必要です。
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