「7月は疲れやすくなる」
「天候の影響で辛くなる」
「だるくて集中力も続かない」
こんな悩みを抱えていませんか?
こちらでは、7月に起こりやすい不調の原因と東洋医学から見た対処法について書いています。
7月とは
本来なら7月は暑さで身体が弱りますが、現代人は冷房などで冷やし過ぎることでバテている人もいます。
暑い屋外から冷えた室内に入ることは自律神経の負担となり、自律神経が乱れてしまえばバテやすくなります。
さらに、汗をかいて塩分の補給をしておかないと塩分不足になり内臓が弱りやすくなります。
ここに
- 食べ過ぎ
- 飲みすぎ
- お腹の冷え
などが重なれば夏バテするのは確実なのです。
夏バテの原因は東洋医学から見れば脾気虚(ひききょ)となり、消化器系の弱りを問題とします。
脾気虚の解消には消化が良くお腹を冷やさない食べ物が必要となります。
そして7月の前半は梅雨の終わりごろになり蒸し暑さが本格化して体力はさらに奪われます。
小暑(しょうしょ)
二十四節季から見ると2023年の小暑(しょうしょ)は7月7日くらいになり、暑さが本格的になる七夕の頃でもあります。
体力をつけるためには、しっかりと食べて体力をつけることも重要ですが食べ過ぎには要注意です。
こんな時期におすすめなのがコーンご飯です。
トウモロコシを入れて炊きこむことで消化しやすくなり、脾気虚を悪化させる浮腫みを解消する効果もあります。
梅雨の時期に降った雨の影響でフェーン現象が起こり、熱い風が吹き始めると暑さが本格的になり蓮の花が開く時期になりきます。
東洋医学では夏は生長の時期と言われ、花が咲き乱れるように体内の気(熱)を発散させないと心臓の負担となります。
この時期は遅く寝て早く起き活動時間を長くした方が元気に過ごせます。
大暑(たいしょ)
大暑とは一年でもっとも暑さが厳しく感じられる頃で、2023年は7月23日になります。
現代では土用の丑(うし)の日に鰻を食べる習慣があります。
鰻は体力をつけるのに効果的ですが、弱った胃腸には重いので山椒をかけて消化を促しましょう。
蒸し暑さがピークを迎え、入道雲が夕立を振らせる時期になります。
夕立が降った後は涼しさを感じることもあるので、安易に冷房をつけていると夏風邪の原因となります。
体力的にバテやすい時期ですが、冷房を弱める時間を作ったり朝方には冷房を切ったりする工夫も必要です。
まとめ
7月は暑さと湿気で脾気虚が起こりやすい季節です。
暑いからと言って冷たい飲食を繰り返していると脾気虚が悪化して夏バテします。
大切なのは消化が良くて温かい食事をとることです。