「何だかやる気が出ない」
「ゴールデンウイーク明けから頭痛がする」
「辛さを誰も分かってくれない」
こんな悩みを抱えていませんか?
5月ごろに起こるこのような症状は5月病と呼ばれ悩んでいる人が多くいます。
こちらでは、5月病の原因と東洋医学から見た対処法について書いています。
5月病とは
5月病は主に意欲の低下や倦怠感などのうつ症状のことで、脳がうまく働かなくなったために起こる状態です。
原因としては環境の変化などによる精神的なストレスとされていますが、5月の気候による身体的なストレスも見逃せません。
ネガティブな人よりも、ポジティブで頑張りがちな人ほど精神的なストレスを溜めがちです。
ポジティブな人ほどリスクを顧みない傾向があるので、頑張りすぎた結果として5月病などに陥るのです。
デスクワークなどを頑張りすぎると、姿勢を維持する筋肉の疲労が大きくなります。
姿勢を維持するストレスが大きいと、血流が悪くなりやすく脳の血流が不足することで5月病は起こりやすくなります。
ストレスを受けた時の変化
人間はストレスを受けると身体が様々な反応を起こします。
まず、ストレスを受けると一時的に身体の反応は低下しますが、ホルモンの働きによりストレスに適応しようと交感神経が高まります。
そのため多少のストレスにはすぐに適応できるようになっているのです。
ですが、適応した状態を維持するためにエネルギーを消耗するので、休息が不十分だとエネルギー不足に陥ります。
5月病とはエネルギー不足のために十分な血流を維持できずに、ストレスに対抗するホルモンを分泌できなくなった状態なのです。
特にデスクワークの人は血流が悪くなりやすいので、普段からの身体のケアが必要となります。
東洋医学から見た対処法
東洋医学から見た5月病とは、心身にかかるストレスで身体がオーバーヒートした状態と捉えます。
まずストレスがかかると肝が頑張ることで気滞が起こり、気滞が長く続くことで腎気虚が起こります。
要はエネルギー不足を起こした状態ですが、原因は肝と腎にあると東洋医学では考えています。
そのため、5月病の解消には肝と腎を整えることが重要なのです。
おすすめなのは水分補給と大腰筋のストレッチです。
きちんと水分をとってストレッチをすれば、全身の血流が良くなって肝と腎の機能が整い5月病を解消できるようになります。
大腰筋をストレッチするのは英雄のポーズです。
やり方)
- 足を前後に開いて両手を合わせます
- 合わせた手を上に持ち上げて上半身を反らします
- 前後の足を入れ替えて交互に行いましょう
まとめ
5月になると紫外線が強くなり身体の血流は良くなります。
ですが、身体に血流が行く分だけ脳の血流量は低下します。
こんな時期に睡眠不足になると、脳の栄養が足りずに5月病となるので注意しましょう。