「胃の不調を感じる」
「なんだか気分が盛り上がらない」
「急に胸が苦しくなる」
こんな悩みを抱えていませんか?
5月は代謝が上がって交感神経が優位になり自律神経が乱れます。
こちらでは、5月に起こりやすい不調の原因と東洋医学から見た対処法について書いています。
5月
身体は徐々に代謝が上がりますが、交感神経が優位になるので心臓の負担が増えて異型狭心症が出やすくなります。
異型狭心症は血管攣縮(れんしゅく)性狭心症とも呼ばれ、冠動脈に明らかな動脈硬化は無くても起こるのが特徴で40歳前後に多くなります。
また4月からの不眠によって自律神経が乱れている人は精神的に落ち込む時期で、自律神経の乱れから胃腸も不調を感じやすくなります。
深夜や早朝の就寝中に加えて、安静時の決まった時間帯に胸痛発作が起こりやすいのが特徴です
普段からストレスが多くて疲労感があり、肩こりや首こりに悩んでいる人ほど要注意です。
また、5月は湿度が低くて太陽が近くなり晴天が多いので、紫外線の影響を最も受けやすい時期になります。
紫外線からの刺激を強く受けると身体では瘀血(おけつ)が起こりやすくなり、代謝が上がる分だけ血虚(けっきょ)も起こりやすくなります。
立夏
2023年の立夏は5月6日となり、夏の始まりであり気温が25度以上の夏日が増えてきます。
この時期は気温は高くても湿気が低いので、爽やかで過ごしやすい季節です。
湿度が高いと汗が渇きやすいので体温は下がりやすく熱中症などの心配は少ないと言えます。
ツツジやタンポポ、チューリップなどの花も咲き乱れるので山や川へ散歩に出かけるのに最高の季節です。
小満(しょうまん)
小満は万物が次第に成長し天地に満ち始める頃とされ、秋にまいた麦に穂がつく時期になります。
大麦は、ビールや焼酎、麦茶をはじめ、味噌や醤油の原料、麦チョコとしてもおなじみで、とろろ芋をかけた麦飯にも利用されています。
麦茶は平安時代から親しまれてきた飲み物で、ミネラルバランスを整えるのに効果的です。
5月の汗は乾きやすいので、知らないうちに水分不足になっていることもあります。
まとめ
5月は紫外線の影響が大きくて炎症が起こりやすくなります。
そのため普段より瘀血や血虚が起こりやすくなるので、栄養や水分の補給を忘れないようにしましょう。
この時期は旬を迎える麦茶の効果が大きくなるので意識して飲んでみてください。