「何となく調子が出ない」
「生活のリズムが乱れてしまう」
「睡眠はとっているのに日中がだるい」
こんな悩みを抱えていませんか?
こちらでは4月に増える不定愁訴の原因と東洋医学から見た対処法について書いています。
4月とは
冬から春へと季節が変わる4月は気温の変化が激しくなり、気圧も大きく変わるので自律神経が乱れやすい時期です。
強い風が吹き花粉が飛んで、昼間は汗ばむこともあるのに夜は冷え込み身体の負担が大きくなります。
この時期には自律神経を整える食材が必要で、身体をリラックスさせストレスを発散させ作用が必要です。
緊張した身体を緩めると血行が良くなり自律神経が整います。
この時期の特徴としては、昼と夜の寒暖差と花粉などによる炎症から首が緊張して肩こりや腰痛が出やすくなります。
東洋医学から見ると、肝の働きが強くなるので上半身の不調が増える気滞という症状が現れやすくなります。
気滞になると自律神経が乱れるので、心臓や小腸に負担がかかり狭心症や過敏性腸症候群は悪化傾向です。
花粉で身体がむくみ、足に老廃物が溜まった状態で運動を始める人が増えて足底筋膜炎の方も増えてきます。
清明(せいめい)とは
2023年は4月5日(火)に二十四節気の清明(せいめい)を迎えます。
春の穏やかな日差しを受けて、天地万物が清々(すがすが)しく明るくなるという意味で花祭りなども増えてきます。
ちなみに4月8日はお釈迦様の誕生日でお寺などでは盛んに祭りが開かれます。
この時期の気滞を解消するには、外に出て軽く汗をかくことです。
楽しいところに出かけて気分転換をしたり、身体を動かして汗をかくと気滞は解消され自律神経も整います。
穀雨(こくう)
2023年の穀雨は4月20日㈭で、穀雨とは春の雨で穀物が実る時期という意味です。
そのため農業を行っている人は、この時期からを作業の目安としてとらえて田植えを開始します。
この時期は新ゴボウや新玉ねぎが気滞の解消に役立ち、脂がのった小ぶりの鯵(あじ)が頭をスッキリとさせるのに役立ちます。
また苺やグレープフルーツの酸味は肝臓の疲労を解消し、溜まった老廃物の排泄に役立ちます。
まとめ
4月は自律神経の乱れが3月よりも悪化する季節です。
さらに日中と夜の寒暖差が大きくなるので、しっかりと昼間は汗を流して体力をつけましょう。
東洋医学から見れば気滞の解消のために苺やグレープフルーツなどの酸味をとることも重要です。