加齢に伴い現れるアレルギーの原因は水虚

加齢に伴いアレルギーが起こる事があると知っていますか?

「喘息になった」

「花粉症になった」

「食物アレルギーが出た」

こんな変化は加齢に伴い身体の状態が変わるために起こります。

今回のブログを見れば加齢に伴い起こる変化の原因と、対策のための薬膳が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

高齢者の水虚とは

水虚は加齢に伴い身体の保水力が減少した状態で、水虚の状態はアレルギー症状を悪化させる可能性があります。

水虚の状態だと身体が乾燥しやすく、また熱がこもりやすくなるので炎症が鎮まりにくくなります

実は加齢に伴いアレルギーを発症することは珍しくなく、特に食物アレルギーは大人になって初めて発症するケースが多く見られます。

原因となる食べ物は子どもとは異なり、小麦や魚類、甲殻類に果物などが挙げられます。

また、花粉症との関連で交差反応を起こす場合もあるので、大人になってから花粉症になった人にも食物アレルギーは見られます

そして喉の粘膜が乾燥する事で喘息などの症状も起こりやすくなるのが水虚の特徴となります。

肺水虚

加齢に伴う水虚は全身の場合もありますが、肺でひどくなりやすいのも特徴です。

肺は水分不足だと正常に機能せず、肺の機能低下で花粉やホコリなどの外部からの刺激に弱くなります。

肺の抵抗力が弱まる事でアレルギー反応が起こりやすくなり、花粉症などをきっかけに他のアレルギーも起こりやすくなるのが特徴です

特に気道が乾燥すると刺激に敏感となり、咳や鼻炎などの症状は悪化しやすくなります。

元から水虚の体質の人もいますが、高齢になってくると誰でも水虚の傾向が出てきます

そんな加齢に伴う水虚を防ぐには普段からの食事などで喉から肺を潤す事が大切になります。

肺を潤す薬膳食材とレシピ

肺は水分不足になると炎症が起こって熱を持ちやすいですが、肺は健康なら熱を冷まし炎症を鎮める機能を持っています。

肺が乾燥して水分不足の状態は肺水虚と呼ばれ、肺水虚を解消する食材には苺や山芋があります

他にも小松菜やアスパラガスは水分不足で肺にこもった熱を冷ます働きがあり、卵や牛乳などは身体を潤す作用があります。

冬はスーパーなどでも売られている百合根(ゆりね)がお勧めで、肺を潤して咳を止める作用があるので炒め物やスープとして重宝されます。

他にも小松菜を使った八宝菜などは、身体の熱を冷まして肺水虚を解消するのに役立つ薬膳レシピとなります

山芋は肺だけでなく胃も潤してくれるので、秋から冬にかけては色々なレシピに取り入れるのがお勧めとなります。

まとめ

加齢に伴う水虚はアレルギーを悪化させる原因があります。

特に肺は水虚となりやすく外からの刺激に敏感になります。

薬膳の基本は熱を冷まして肺を潤す食材を選ぶことです。

⇒体質を変える!大阪市北区で東洋医学の整体が受けられます

祝日はお休みです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。