便など排泄物からわかる東洋医学の見方

便の形状から内臓の状態が分かると知っていますか?

「便がいつもより柔らかい」

「いつもコロコロの便が出る」

「下痢や腹痛を繰り返す」

こんな便の形状から身体の問題点が分かります。

今回のブログを見れば東洋医学の便の見方と、内臓の整え方が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

便や排泄物からわかる内臓の声

便の形状は東洋医学では重要な指標の一つで、水分の巡りや消化機能の状態を判断するのに役立ちます。

主な便の形状にはコロコロの硬便と形が崩れた軟便、粘ついている泥状便に下痢となる水様便の4種類があります

硬便の場合は大腸の働きが低下しているか、水分が不足した水虚や水分の巡りが悪い水滞と判断します。

軟便の場合は小腸での水分の吸収が不十分で消化機能の低下である脾気虚と判断し、泥状便の場合だと体内の水分が過剰で消化機能がさらに悪化した脾胃湿熱と判断します。

水様便だと水滞が悪化して身体が冷えている状態と判断し、ストレスなどで自律神経が乱れている場合もあります。

いずれにしても原因となるのは消化機能の低下で、ストレスに弱く冷えやすい人の方が便の状態は悪くなります

性格を活かした内臓との付き合い方

便の形状は内臓の状態を反映しますが、過度に気にするのは逆効果です。

基本的に消化器系が弱い人はクヨクヨと悩みやすい傾向にあり、雨や低気圧などの影響を受けやすくなります

そのため、普段から胃腸に優しい生活をしていても便の形状が悪くなることはあるからです。

大切なのは胃腸に優しい消化しやすい食事を心がけ、食べ過ぎや飲み過ぎを控えて運動をして水分の巡りを高める事です。

その上で便の形状は参考にしながらも過度には気にせず、腹痛や下痢が起こったら原因を考える癖をつける事です。

悩み過ぎる事もストレスとなりますが、自分なりに原因を判断できるようになるとストレスが減って消化器系の負担も少なくなります

体質改善と性格の変化を実感するケーススタディ

過敏性腸症候群で悩んでいる人の来院は多いですが、多くの場合で下痢や腹痛を繰り返す事をストレスに感じていました。

気にしないというのは難しいですが、湿度の高い時や気圧の変化が激しい時は下痢や腹痛が起こりやすいと「原因が分かっただけでも気が楽になった」と言われます。

因果関係をハッキリとさせて気が楽になるだけでも自律神経は乱れにくくなり、結果として下痢も治まりやすくなります

食べ過ぎや飲み過ぎに偏食など問題のある食生活は変えないといけませんが、問題があった次の日は節制するだけでも胃腸は回復しやすくなります。

また、普段から白湯を飲んだり歩く習慣をつける事で水虚や水滞は起こりにくくなり、便の形状も安定する傾向にあります

便の形状の因果関係と対策を知る事で気が楽になり、悩んでいた人も「遠出でも楽しく出かけられるようになった」との事です。

まとめ

便の形状は内臓の状態を反映しています。

ですが過度に気にする事は余計に下痢や腹痛を悪化させるので禁物です。

大切なのは因果関係をハッキリとさせて日々の生活を気をつける事なのです。

⇒自分の体質を理解する!大阪市北区で体質診断が受けられます。

祝日はお休みです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。